dpkg-deb(8)

Debianバイナリパッケージを操作する

構文

dpkg-deb [オプション] サブコマンド

オプション

-zLEVEL圧縮レベルLEVELを指定する
-ZTYPE圧縮タイプTYPE(gzip、xz、bzip2、lzma、none)を指定する(デフォルトはgzip)
--new新しいフォーマットでパッケージを作成する(デフォルト)
--nocheckビルド時のチェックを無効にする(内容に問題があってもビルドする)
-v, --vervose詳細に出力する
-D, --debugデバッグ出力する

サブコマンド

-b, --build DIRECTORY [PACKAGE]ディレクトリDIRECTORY以下からパッケージ名PACKAGE.debでパッケージを作成する
-c, --contents PACKAGEパッケージPACKAGEに含まれるファイルを表示する
-e, --control PACKAGE [DIRECTORY]パッケージPACKAGEに含まれる制御情報ファイルを、ディレクトリDIRECTORY以下に展開する展開する
-f, --field PACKAGE [FIELD]パッケージPACKAGEの制御情報ファイルの内容を表示する(制御フィールドFIELDを指定した場合はその値のみ表示)
-x, --extract PACKAGE DIRECTORYパッケージPACKAGEの内容を、ディレクトリDIRECTORY以下に展開する
-I, --info PACKAGE [FILE]バイナリパッケージPACKAGEに関する情報を表示する(制御ファイル名FILEが指定されなかった場合は制御ファイル一覧とパッケージの概要を表示)

説明

Debianパッケージ(バイナリパッケージ)の作成、展開といった操作を行う。dpkg-debコマンドのフロントエンドとしてdpkgコマンドを使うこともできる。

使用例

パッケージを構成するファイルをまとめたmypackageディレクトリからDebianパッケージmypackage.debを作成する。

$ dpkg-deb --build mypackage

関連事項

dpkg