Date and Time APIでは日付/時刻を表すクラスは6種類提供されています。前回は、これらのクラスの中で、時差をサポートしない日付クラスであるLocalDateクラスについて紹介しました。
今回は、その続きで、やはり時差をサポートしないLocalTimeクラスとLocalDateTimeクラスを紹介します。
LocalTime
java.time.LocalTimeクラスは時刻を表すクラスです。java.time.LocalDateクラスと同様に時差をサポートしません。
また、多くのメソッドがLocalDateクラスと同じような名称になっています。もちろん、LocalTimeクラスは日付は扱えないので、機能を時刻に置き換えたものとなっています。
生成
LocalTimeオブジェクトの生成は、LocalDateクラスと同様に3種類のメソッドで行います。
- now 現在の時刻から生成
- of 時刻を指定して生成
- from 他の時刻を表すオブジェクトから生成
nowメソッドには3種類のオーバーロードがあるのもLocalDateクラスと同様です。使い方もLocalDateクラスと同様で、引数なしはデフォルトタイムゾーンの時刻を使用します。また、タイムゾーンを指定して生成する場合と、システムクロックから生成する場合があります。