社内SNSは部署や支店を越えた社員同士のコミュニケーション活性化に役立つ
社内SNSは部署や支店を越えた社員同士のコミュニケーション活性化に役立つ
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 皆さんの会社は社内SNSを利用しているだろうか。

 シード・プランニングの「社内SNSサービス」に関する市場調査(2014年11月)によると、2014年の社内SNSサービスの市場規模は26億円。対前年比で129%という伸びを示している。スマートフォン(スマホ)やタブレット端末の普及により、小売業・飲食店などのサービス業や製造業などで新しい需要が生まれており、そのために増えていると見られる。

 一方、米ガートナー調査(2013年4月)によると、70%の企業や組織でSNSが導入されているが、そのうち利用が成功している割合は10%に過ぎないという。盛り上げるための工夫をせず、社員が勝手に使いこなすことを期待する“運を天に任せる”アプローチでは、このくらいの成功率に留まるようだ。社内SNSには様々な効果があるが、成功させるにはいくつかのハードルがある。

 ソーシャルメディアコンサルタント志田なぎさ(略してSNS)の下には、様々な企業や社員からSNSに関する問題が持ち込まれてくる。なぎさはSNSの導入やビジネス活用だけではなく、社内SNSの活用や、社員のSNSトラブルまでSNSとつくものなら一手に相談を引き受けている。本日なぎさの下に寄せられた相談とは---。