Web会議やWeb面接が増えている。ポイントを押さえて使いこなそう
Web会議やWeb面接が増えている。ポイントを押さえて使いこなそう
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 皆さんの会社はSkypeなどのコミュニケーションツールを活用しているだろうか。

 シード・プランニングのビデオ会議/Web会議/音声会議のビジネス利用実態調査(2014年12月)によると、ビデオ会議/Web会議/音声会議を導入している企業のビジネスマンなどを対象に聞いたところ、認知度はSkypeが82.4%、Google+ ハングアウトが32.8%、FaceTimeが32.6%という順に高かった。一方導入率は、マイクロソフトのLyncが46.8%、富士通の統合コミュニケーションが39.7%、米シスコシステムズのユニファイドコミュニケーションズが38.2%などとなっている。

 企業でのSkypeの導入率が認知度に比べて低いのは、セキュリティ面を考慮してのことだ。Skype、Evernote、Dropboxなどの便利なアプリの利用を禁止している企業は多い。顧客情報・機密情報の漏洩につながる可能性や、想定外の通信で社内ネットワークに負荷をかける可能性があるからだ。

 しかし、マイクロソフトは4月、企業向けコミュニケーションツール「Skype for Business」をリリース予定だ。「Microsoft Lync」の後継という位置付けであり、従来のLyncとSkypeを統合し、ブランドも一本化される。また、ベンチャー企業などではセキュリティより仕事の生産性を重視してSkypeなどを利用許可しているところも多く、最近では就活でのSkype面接も耳にする。今後は、Skypeの企業利用が増えていきそうだ。

 Skypeなどを利用したWeb面接やWeb会議ではどのような問題が起きるのだろうか。何に注意すればよいのだろうか。

 ソーシャルメディアコンサルタント志田なぎさ(略してSNS)の下には、様々な企業や社員からSNSに関する問題が持ち込まれてくる。なぎさはSNSの導入やビジネス活用だけではなく、社内SNSの活用や、社員のSNSトラブルまでSNSとつくものなら一手に相談を引き受けている。本日なぎさに寄せられた相談とは―。