社内での写真撮影には情報漏洩など、様々な問題が起きる可能性がある。細心の注意が必要だ
社内での写真撮影には情報漏洩など、様々な問題が起きる可能性がある。細心の注意が必要だ
[画像のクリックで拡大表示]

 皆さんはスマホを使って社内で写真撮影したり、その写真をSNSに投稿したりしたことがあるだろうか。

 少し前の調査だが、2010年2月の米シマンテックの調査によると、SNSを禁止している企業は2年前(2008年)の28%から5%に減った。これは、ユーザーの52%が「ソーシャルメディアに参加している企業には好感を持つ」と答え、「職場でのSNS利用を禁止している会社では働きたくない」というユーザーが32%を占めるようになったことが背景にある。

 SNSの黎明期には、社員のSNS使用を禁止する企業は多かった。ところが、SNSが普及するに従って、単純に禁止するところは減少傾向にあるようだ。ただし同調査では、46%が職場でSNSを私的に利用したことがあると答え、13%はSNSに関する会社の規定に違反したことがあると回答している。依然として企業には大きなリスクがあることになる。

 多くのSNSには写真を共有する仕組みがあり、撮影・SNSへの投稿が容易なスマホが普及したことで、情報漏洩という新たな問題が起きている。

 ソーシャルメディアコンサルタント志田なぎさ(略してSNS)の下には、様々な企業や社員からSNSに関する問題が持ち込まれてくる。なぎさはSNSの導入やビジネス活用だけではなく、社内SNSの活用や、社員のSNSトラブルまでSNSとつくものなら一手に相談を引き受けている。本日なぎさの元に寄せられた相談とは―。