SNSでの連絡は、相手によっては失礼と感じられてしまう。スピーディだがカジュアルという特性を忘れないこと
SNSでの連絡は、相手によっては失礼と感じられてしまう。スピーディだがカジュアルという特性を忘れないこと
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 SNSで仕事を依頼したり、依頼を受けたりしたことはあるだろうか。

 日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2014」によると、仕事上で周囲とコミュニケーションを取る主な手段は「メール」(98.45%)が最も多く、「電話」(91.98%)、「会う」(89.87%)が続く。これらにはまだ及ばないが、「Facebook」(22.93%)、「LINE」(12.03%)、「社内SNS」(10.55%)などのSNSも大きな割合を占める。SNSはビジネス上でも重要なコミュニケーションインフラになりつつある()。

図●仕事上で周囲とコミュニケーションを取る主な手段
図●仕事上で周囲とコミュニケーションを取る主な手段
(出典:ビジネスメール実態調査2014)
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 一方で同調査は、ネットでの文章によるコミュニケーションの難しさも示している。ビジネスメールを受け取って不快に感じたことが「よくある」(4.22%)と「たまにある」(46.34%)の合計が50.56%で、半数が何らかの不快を感じている。不快に感じた内容は、「文章が曖昧」(37.69%)、「文章が失礼」(31.85%)、「文章が攻撃的」(21.84%)、「文章が冷たい」(17.94%)、「件名(タイトル)が分かりにくい」(17.39%)という結果だった。

 ソーシャルメディアコンサルタント志田なぎさ(略してSNS)の元には、様々な企業や社員からSNSに関する問題が持ち込まれてくる。なぎさはSNSの導入やビジネス活用だけではなく、社内SNSの活用や、社員のSNSトラブルまでSNSとつくものなら一手に相談を引き受けている。本日なぎさの元に寄せられた相談とは―。