「いいね!」などを社員に強制する会社があるが、SNSは義務ではない
「いいね!」などを社員に強制する会社があるが、SNSは義務ではない
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 皆さんの所属する会社は、SNSの公式ページやアカウントを持っているだろうか。

 日本経済新聞社調べ(2015年2月)によると、主要企業145社のうち、2015年1月上旬時点でFacebook公式ページを持つ企業は全体の70%に及び、Twitterの公式アカウントを持つ企業も全体の54%に上った。つまり、大企業の大半がFacebookなどのSNSをビジネスに活用しているというわけだ。

 業種で見ると、消費者の口コミの評判が売れ行きを左右するICT、自動車、食品分野の企業がページ開設で先行した。2013年以降は、商社や証券、電力などに裾野が広がり、就活生向けの情報発信を行う企業も増えている。

 SNSのビジネス活用が広がるのに伴い、社員がSNSで活動しなければならない場面も増えている。それによって問題は起きないのだろうか。

 ソーシャルメディアコンサルタント志田なぎさ(略してSNS)の元には、様々な企業や社員からSNSに関する問題が持ち込まれてくる。なぎさはSNSの導入やビジネス活用だけではなく、社内SNSの活用や、社員のSNSトラブルまでSNSとつくものなら一手に相談を引き受けている。本日なぎさの元に寄せられた相談とは―。