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脱出! 暗闇プロジェクト

メンバーの「納得できない感」を軽視するのは禁物、それがプロジェクトの命取りになる

現場での問題解決に不可欠なマネジャーの心得(中)

本園 明史 2016/08/24 日経コンピュータ

 この連載では、先が見えない「暗闇プロジェクト」を担当するマネジャーにとって参考になりそうなヒントやノウハウを紹介している。前回(「メンバー同士の仲の悪さ」は進捗や品質よりも致命的な問題)は人間に関わる問題に早く気づき、対応するためのセオリーを紹介した。

 マネジャーが留意すべきはメンバーの言動や行動だが、安直なレッテル貼りは禁物だ。その点に関する二つのセオリーを取り上げる。

セオリー1
メンバーの「納得できない感」を軽視するのは禁物

 若手マネジャーのD氏は、頭の回転が異常に早い。ロジカル思考をコンサルタント並みに駆使して論理的に説明するので、誰もがつい納得してしまう。

 D氏は、あるプロジェクトでマネジャーを務めることになった。能力が高く、教科書が教えるスキルを上手に使いこなせたとしても、プロジェクトをうまく運営できるとは限らない。実際のプロジェクトは様々な要素が複雑に絡み合い、計算通りにはいかないのが常だ。D氏もこの事実を思い知ることになる。

「△△の資料をメインで提出すべきではないでしょうか」

 プロジェクトの調査分析フェーズで、顧客がDマネジャーに対して、「○○の調査報告書を提出してほしい」と依頼した。Dマネジャーはメンバーに「報告書をすぐ作るように」と指示した。

 すると、チームリーダーを務めるS氏がDマネジャーにこう進言した。

「確かに先方の担当者は『○○の調査報告書を提出してほしい』と言っています。しかし、先方が本当に欲しがっているのは、おそらく△△の資料です。△△の資料をメインで提出すべきではないでしょうか」

 ○○は契約書に明記している成果物。一方の△△は契約には入っていないが、プロジェクトを進めていくうちに次第に重要な論点として浮上してきたものだ。

 プロジェクトはちょうど契約更新の時期を迎えている。通常なら契約は更新されるだろうが、100%の確約は得ていない。契約延長を見越して、契約外だとしても先方の優先度が高いと思われる△△を提出するのが得策ではないか。これがS氏の主張である。

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