ビジネスに激震を与えながら、業務システムへの影響度も増しているモバイル。新産業を生む一方で、既存のマーケットやスキームを破壊するその様は、企業活に不可欠なインフラとなったインターネットの20年前の勃興期を思い出させる。同じことはモバイルでも繰り返される。しかもスピードは加速している。モバイルを経営に生かし、自らをデジタル化できない企業は生き残れない。
ビジネスに生かすモバイル
5年後、後悔しないために
目次
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モバイル化でビジネス環境が激変、生き残りのためのデザイン思考
モバイル化によって劇的に進展するのが「パーソナル化」と「オープン化」である。パーソナル化は製品やサービスの提供の軸足を「機能」から「経験」へと移し、オープン化はこれまで自前主義で閉鎖的だった大企業に、そこからの脱却を促す。ビジネス環境が激変する中、そこで生き残るための考え方がデザイン思考である。
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API公開してエコシステム構築、既存の大企業こそチャンス
企業システムに対して、モバイル機器からのアクセスが主流になると、これまでPCからのアクセスを前提としてきた運用や開発が変わってくる。モバイルからのアクセスは、これまで内部に閉じてきた自社サービスの外部化を促すことになる。自社サービスをAPI化することで新たな展開も広がる。
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これからのモバイルセキュリティ、“守り”から“攻め”への転換を
企業活動がモバイルによって外部へ広がることで、新たな脅威への備えが必要となってきた。これまでのセキュリティは、インシデントが発生してから対応策を検討するといった“守り”のセキュリティだった。だがモバイルにこの考え方は通用しない。モバイルではインシデントの発生を想定してリスクに備える“攻め”の姿勢が…
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IoTでユーザー体験を向上、イノベーション型開発で進める
機器の価格下落やネットワークインフラの整備、データ分析技術の向上を背景にIoT(Internet of Things)による産業の発展への期待が高まっている。今後、IoTが広く社会に浸透していくためには、供給者視点ではなく、ネットワークに参加する企業やパートナー、ユーザー視点による価値の見直しが必…
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IT部門は経営層の狙いをくみ、効果創出の橋渡し役に
モバイル、アナリティクス、クラウドなどデジタルテクノロジーが目覚ましい進歩を遂げている。これらが、ビジネスを大きく革新する起爆剤となり得ることは、既に共通認識となりつつある。企業は、その潜在力を正しく捉え、体得し、成果に結び付けなければならない。情報システム部門を支える中堅リーダーには、今何が期待…
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UIデザインは業務設計そのもの、APIで変化に備える
モバイルを企業の業務で浸透させるには、従来の情報システムとは異なる工夫が必要となる。一つがユーザーインタフェース(UI)。小さな画面で、いかにユーザーと対話できるかが重要だ。もう一つがバックエンドのシステムとモバイル機器の連携のしやすさを実現することである。この二つが揃うことで、最前線で起こってい…
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モバイルで前線の予兆を捉え、素早く行動に移す
ビジネスに激震を与えながら、業務システムへの影響度も増しているモバイル。新産業を生む一方で、既存のマーケットやスキームを破壊するその様は、企業活動に不可欠なインフラとなったインターネットの20年前の勃興期を思い出させる。同じことはモバイルでも繰り返される。しかもスピードは加速している。モバイルを経…
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