学校や会社、町内会やクラブなどで、いろいろな当番表をExcelで作ります。しかし、当番が表を見てなかったり、自分の当番の日付を忘れてしまうというのは、よくあることです。そこで、Excelで作った当番表を細工して、各当番の人が自分の仕事を忘れないようにするプログラムをJavaScriptを使って作ってみましょう。

担当者ごとに表にある名前をハイライトしてみよう

 せっかく、決めた当番ですが、仕事をサボってしまう一番の原因は、当番表の見間違いです。悪意がないとしても、似た名前の人がいるとか、当番表が複雑で分かりにくいなど、いろいろな原因で、当番表を見間違えてしまうことは、よくあるものです。

 筆者は、よく当番表をもらったら、自分の名前のところを赤ペンで目立つように表に書き込みます。しかし、せっかくExcelで当番表を作るのであれば、手書きでペン入れする必要はないでしょう。各担当者ごとに名前部分を赤色でハイライトしてから表を渡すことができます。

 そこで、まず大本の当番表を作成したら、その当番表にある名前を調べ、その担当者ごと、名前をハイライトして、一人ずつに応じた当番表を保存をします。

 今回作るプログラムの動作は、以下のようなものです。

(1)大本の当番表を読み込む
(2)各メンバーごとに以下を行う
(3)当番表をハイライトして印刷

各担当者ごとに名前をハイライトしたところ - ここでは佐藤さんに渡すExcelファイルを表示
各担当者ごとに名前をハイライトしたところ - ここでは佐藤さんに渡すExcelファイルを表示
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