デジカメで撮影した写真は、「EX00001.jpg」「EX00002.jpg」「EX00003.jpg」……のような連番のファイル名になっていることが多いですね。この連番は、カードの中を空にすると1番から振り直されるという特徴があります。

 そのため、以前バックアップしたフォルダーへ、何も考えずに新たな写真のファイルをコピーしてしまいますと、上書き保存となってします。これを避けるには、バックアップするたびに、新規フォルダーを作るか、あるいは、ファイル名を変更する必要がありますので、気を付けないといけません。

 そこで、WSH/JScriptを利用して、ファイルの連番を振り直す方法を紹介します。連番を振り直す方法には、いくつか方法があります。ここでは、元のファイルに作成日時を付け加える方法、また、ユーザーの指定した任意の文字列を元に連番を振り直す2つの方法を紹介します。

元のファイル名に日時を足す場合

 ファイルの連番を振り直す1つの方法は、元のファイル名にファイルの作成日時を付け加えるというものです。ファイル名にファイルの作成日時を付け加えれば、同じカメラで撮影している限り他と重複する可能性が少ないのがメリットです。

 WSH/JScriptでは、ファイルの作成日時を取得できますので、この情報をファイル名に追加して名前を変更することによって実現できます。

元のファイル名の前にファイルの作成日時を追加します
元のファイル名の前にファイルの作成日時を追加します
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