仕事中にBGMを流している会社は意外と多いようです。カフェや飲食店などは当然のこと、軽作業を行う現場であったり、事務やIT系の会社でもBGMを流しています。心地よい音楽を聴きながら作業すれば、心なしか作業もはかどるような気がします。

 しかし、BGMが気になって作業の手が止まるようでは本末転倒です。特に、BGMの音量が急に大きくなってびっくりすることのないように、あらかじめ調整しておきたいものです。そこで、今回は、オープンソースで公開されているツールを使ってプログラムを作り、快適なBGM環境を整える方法を紹介します。

今回使うツール

 今回使うのは、以下のツールです。

・aacgain:音楽ファイルの音量を均一化する
・mplayer:コマンドラインからメディアファイルを再生する

 BGMの音量を自動調整するために、「aacgain」というツールを使います。そして、音楽をランダム再生するために「mplayer」を利用します。共にオープンソースのツールで、無料で入手できます。

BGMを自動調整して、ランダムに再生しているところ
BGMを自動調整して、ランダムに再生しているところ
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 また、今回は、Rhino/JavaScriptを利用してプログラムを作ります。そのため、実行のためには、JavaのランタイムであるJREが必要です。JREは、Javaのページ(https://java.com/ja/download/)よりダウンロードできます。