2015年9月25日に発売される米Appleの「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」。前回触れた通り、カメラが1200万画素にアップグレードされた(関連記事:iPhone 6sの「Live Photos」は、それだけでiPhoneユーザーが増えそうなほど魅力的だ)。さらに強力になった「A9」プロセッサーを搭載したことから、4Kビデオの撮影と再生をサポートした(写真1)。筆者が試した結果を基に詳細を書く。

写真1●4Kビデオについて説明するAppleのPhilip Schiller氏
写真1●4Kビデオについて説明するAppleのPhilip Schiller氏
[画像のクリックで拡大表示]

 iPhone 6s/6s Plusでサポートしたのは、フルHDの4倍の解像度(つまり、縦横それぞれ2倍のドット数)となる3840×2160ドットのビデオ録画・再生だ。データ量は1分当たり約375メガバイトとなり、5分で2ギガバイト弱というファイルサイズになる。

 録画の方法は簡単で、あらかじめ設定アプリの写真とカメラの設定で、録画品質を4Kに合わせ、カメラでビデオ録画モードに切り替えるだけでよい。再生もこれまで通り、カメラのプレビューもしくは写真アプリを用いて、スムーズにできた(写真2)。

写真2●ビデオを再生するところ
写真2●ビデオを再生するところ
[画像のクリックで拡大表示]

 また、iPhone 6sにインストールされているiMovieアプリでは、4Kビデオの編集も快適だった。4Kビデオを2本合成する編集過程でのプレビューも滑らかで、A9の性能の高さをうかがい知ることができた。