米アップルは毎年9月に、フラッグシップとなるiPhoneを発売してきた。2016年3月に画面サイズと価格を抑えた「iPhone SE」(写真iPhone/iPadのカメラの出っ張りは何のため?)が登場したが、今後も9月発売のサイクルは維持されるのではないかとみられる。来年3月にiPhone SEがアップデートされるかどうかはまだ分からない。

写真●「iPhone SE」の側面。Lightningとイヤホンマイク端子がある
写真●「iPhone SE」の側面。Lightningとイヤホンマイク端子がある
(撮影:松村 太郎)
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 次のiPhoneについて様々な噂が出始めている。まだ信ぴょう性を確かめる段階ではないが、気がかりな仕様変更の観測が出ている。イヤホンマイク端子がなくなるのではないか、という話だ。

 これは今に始まった話ではない。アップルはiPhoneにLightning端子を搭載し、2014年以降、サードサードパーティーに対して、このLightning端子を用いたオーディオの入出力デバイスの開発を許可している。

 筆者はiPhoneやiPadでの音声入力にマイクを使う。独ゼンハイザーの「Clipmic digi-tal」や、伊IKマルチメディアの「iRig Mic Field」など、手元にあるマイクは既にLightning接続でそろえている。これらは、イヤホンマイク端子がなくなってもそのまま使える。だが、通常のイヤホンやマイクは使えなくなってしまう。