筆者は仕事をしている間は、ほぼ1日中、キーボードを叩いていることが多い。そのため、キーボードという道具は好きな方だ。

 普段は、PFUの「Happy Hacking Keyboard Profesional 2」を愛用していて、このキーボードにフィットするバード電子のパームレストも使っている。また、外付けキーボードにフィットするように、ノート型「MacBook Pro」そのものをスタンドに載せて、視点が下がらないように工夫している。

 このノートパソコンスタンドは、米シリコンバレーのIT企業のオフィスを訪問すると、もはや珍しいものではない。長時間のコーディング作業を無理なく行うための、企業による福利厚生の意味合いもある。

 シリコンバレーのデスク環境は、画一的な日本のオフィスとは全く異なる。ノートパソコンスタンドに加えて、エンジニアやデザイナーには外付けディスプレイがペアリングされている。また、デスクの天板の高さを上げ、立ちながら仕事ができるスタンディングデスクもよく見かける。最近では家具店のIKEAも、スタンディング対応の電動デスクを販売している。

 シリコンバレーにあるEvernoteのオフィスで有名なのが、ルームランナーに設置されたデスクだ。自分のコンピュータを持ってきて、デスクに置くと、歩きながら仕事ができる。リフレッシュしながらアイデアを出したり、ストレスを発散させながらメールを書いたりできるので、社員の間では人気があるそうだ。

 少々話が脱線したが、今回はキーボードの話だ。依然としてコンピューティングに欠かせない、最も高速な文字入力手段である。

MacBookの新しいタッチインタフェース

写真1●新しいMacBook。全体の薄型化が進んだ
写真1●新しいMacBook。全体の薄型化が進んだ
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 「MacBook」は、米Appleが2015年3月9日のイベントで発表した新しいノートブック型Macだ(写真1、関連記事:提示された3つの大転換、「Apple Watch」「MacBook」イベントを振り返る)。米IntelのCore Mプロセッサを搭載した。約5Wという低消費電力とファンレス構造を実現し、ロジックボードのサイズも従来の3分の1に収めた。