写真1●kintoneがZDNet Japan賞を受賞した、サイボウズ ビジネスマーケティング本部の伊佐政隆kintoneプロダクトマネージャー(左)
写真1●kintoneがZDNet Japan賞を受賞した、サイボウズ ビジネスマーケティング本部の伊佐政隆kintoneプロダクトマネージャー(左)
(撮影:後藤究)
[画像のクリックで拡大表示]

 サイボウズのクラウド型業務システム「kintone」は「ITpro EXPO AWARD 2014」で、協力メディアであるZDNet Japanが選出する「ZDNet Japan賞」を受賞した(写真)。API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を用いてユーザー企業の基幹システムと連携できる柔軟性や、システム開発におけるプラットフォームとしての事業モデルが高く評価され受賞に至った。

 サイボウズは2011年に、業務用アプリを手軽に作成できるプラットフォームとして、kintoneを提供開始した。顧客管理や案件管理向けのアプリを、プログラミングせずに簡単なマウス操作によって開発できる。開発者が顧客の要望をくみ取って要件定義し、システム開発するといった従来型のSIに比べて速く開発できることが特徴だ。アプリによっては3分で開発できるケースもあるという。

 ZDNet Japan賞で大きく評価されたのは、同社がこれまで拡充を続けてきたkintoneのAPIだ。サイボウズは2014年4月からkintoneの通常版となる「ライトコース」と、企業の基幹システムと連携できるAPIも併せて提供する「スタンダードコース」を設けている。