インターネットのインフラや広告・メディアなど、グループ全体で様々なインターネット関連事業を行うGMOインターネット。そのインフラ業務を担当しているのが佐藤氏だ。シンプルなネットワークを構築・運用すればよかった自身の入社当時に比べ、後輩たちは最初から高度なネットワーク知識が必要になっているという。GMOのインフラ技術者が、何をどのように学んでいるのかを聞いた。

(聞き手は久保田 浩=日経NETWORK


担当している業務内容を教えてください。

 顧客向けにサービスを行っている、インフラの構築・運用を担当しています。また自社のインフラやグループ会社のインフラの一部も見ています。グループ全体のインフラを見ることによるシナジー効果もあります。

写真●GMOインターネットの佐藤 嘉昌氏
写真●GMOインターネットの佐藤 嘉昌氏
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ご自身がこれまでに行ってきた、ネットワーク技術をおぼえるための勉強法について教えてください。

 学生時代は情報工学を学んでいました。C言語とかプログラミングを中心とした勉強です。学校では米サン・マイクロシステムズやNECのワークステーションなどがあったので、それらをいじったりしていました。ただ、インフラの勉強は特にはしていませんでした。

 2001年にGMOに入社しました。今ならば技術採用枠があるのですが、当時は一般採用しかなかったので、一般採用で入社しました。当初はコールセンターのスーパーバイザーとしての業務をしていました。そこでも機器や情報管理などを担当していましたが、4年後に現在所属しているシステム本部のネットワークエンジニアリングチームに異動しました。その後はずっと同じ部署です。