2014年9月30日、Androidアプリの開発コンテスト「Android Application Award(A3、エーキューブ) 2014」の表彰式が開催された(写真1)。A3は2010年から続くAndroidアプリ開発コンテストの草分け的存在。2011年に特別版として復興支援をテーマに開催した「A3 Together」を含めると、今回で6回目を数える。

写真1●Android Application Award 2014の受賞者、審査員、関係者
写真1●Android Application Award 2014の受賞者、審査員、関係者
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 A3 2014では新たにルクセンブルク経済省貿易投資事務所が協賛団体として参加。その縁もあり、会場は東京・市ヶ谷のルクセンブルク大使館となった。大賞受賞者には賞金50万円のほか、ルクセンブルクで2014年11月17~18日に開催される「Luxembourg Internet Day」への招待や、現地ICT(情報通信技術)関連の要人との対談や関連施設への訪問といった特典が贈られる。

 大賞の豪華さに目を奪われがちだが、A3は幅広い分野に目配せして各賞を設けているのが特徴だ。その概要は以下のとおりである。

  • 大賞 優秀賞3作品の中から、表彰式当日のプレゼンを経て1作品を選出。
  • 優秀賞 Androidネイティブアプリ、あるいはAndroidスマートフォンから閲覧可能なWebサービスについて、グローバルでの活躍が期待できるものが対象。3作品に授与。
  • 学生奨励賞 学生の応募のうち、今後の活躍が期待できるアプリやサービスが対象。
  • ローカル賞 地域コミュニティーから推薦されたアプリの中から選出。地域の活性化につながる優秀な作品が対象。
  • ソニー賞 ソニーのデバイスやサービスを広げていく可能性のあるアプリが対象。事前告知はなく、当日サプライズ表彰された。
  • NFC賞(NFCフォーラム賞) NFC(Near Field Communication)を活用した優れた作品が対象。協賛団体のNFCフォーラムによるもの。
  • ウエアラブル賞 日々の生活をより楽しくするようなエンターテインメント性の高いアプリが対象。協賛企業のソニーモバイルコミュニケーションズによるもの。
  • ルック&フィール賞 ユーザーインタフェースや操作性に優れた作品が対象。