一時的にガザ地区の紛争で足が止まったものの、今また多くの日本企業が注目を始めた国、イスラエル。同国発の技術はITの世界に大きな影響を与えてきた。“中東のシリコンバレー”とも呼ばれ、IT系スタートアップを数多く輩出。大手ITベンダーはイノベーションの源泉として、イスラエル発の企業を次々と買収している。こうしたエコシステムを作り上げた同国の実像に迫る。
連載
ITイノベーション国家、イスラエルの実像
目次
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イスラエル企業を買収した最初の日本企業、サン電子社長に聞く
サン電子 代表取締役社長 山口正則氏
イスラエル企業を買収した初の日本企業が、通信機器などを開発・販売するサン電子だ。同社は2007年、当時40人規模だった携帯電話のフォレンジックを専門とするセレブライトを買収。以来、セレブライトは本社をイスラエルに置きつつ成長を続け、社員数は買収当時の10倍にもなった。セレブライトの取締役会議長とし…
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日本企業も注目、自社事業の拡充だけでなく、イスラエル発で世界へ
ここ数年、日本企業のイスラエル訪問が相次いでいる。イスラエルのベンチャーの力を借りて、事業の拡大を目指したり、新規ビジネスの“芽”を模索したりするためだ。7月から8月にかけてのガザ紛争で一時的に滞った感はあるが、停戦後、今再びその流れが見え始めている。日本企業側の動きを追う。
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イスラエルのスタートアップ、産官学軍で蓄積した要素技術に強み
イスラエルのITベンチャーがカバーする技術分野は幅広い。その中にあって、特に強みを発揮しているのが、センシング(測定)技術や画像認識、ビッグデータ解析といった分野だ。こうした分野の多くに、軍の高度な“インテリジェンス”の研究によって培われた人材が携わっている。
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イスラエルのエコシステム、“破壊的”ベンチャー生み出す
中東のイスラエルに関する世間の耳目は、現在停戦中のガザの軍事衝突に集まりがちだ。過去にもこうした紛争が繰り返され、非常に憂慮される事態だが、実は紛争前、日本から多くの企業がイスラエルを訪れていた。その背景にあるのが、ITの世界に大きな影響を与えてきたイスラエル発の技術だ。“中東のシリコンバレー”と…
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