満を持して登場したApple Watchのセールスポイントは?
米アップルは9月9日(日本時間では9月10日)にカリフォルニア州クパチーノで開催したイベントで、iPhoneの新モデル「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を発表した。同時に「One more thing…」として、かねてから発売が噂されていたスマートウォッチ「Apple Watch」を発表した。
アップルが本格的な新デバイスを発表するのは、2010年1月に発表したiPad以来。製品名は「iWatch」という噂が広まっていたが、「i」ではなく「Apple」を冠する「Apple Watch」という名称に落ち着いた。Apple Watchは、iPhoneやiPadなどiOSデバイスと連携する仕様だが、それ自体にiOSが搭載されているわけではなく(iOSをベースとする「Watch OS」という専用OSで動作する)、単体でインターネットに接続する機能は持たない。アップルのネーミングの意図は定かではないが、Apple Watchは「Apple TV」と同じように、MacやiOSデバイスとは異なるカテゴリーの製品という位置づけなのかもしれない。