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世界で始まるICTパラダイムシフト(情総研スペシャル)

Googleが実験するProject Loon、携帯電話事業者と競合か協調か

三本松憲生=情報通信総合研究所 主任研究員 2014/09/22 ITpro
図1●Project Loonのトップページ(URLはwww.google.com/loon/)
[画像のクリックで拡大表示]

 Googleは2013年6月、「Project Loon」という名称で、気球と無線ネットワークを活用したデータ通信を提供する実験を始めた(図1、関連記事:Google、気球を使った新興国向け高速接続プロジェクト「Project Loon」を発表)。この実験の目的はインターネットの利用が困難なへき地での、安価なデータ通信の提供を目的とし、無免許で利用が可能な電波を活用するものといわれていた。

 しかし、2014年4月17日にPC Worldが、Project Loonのチームが、LTEで利用される周波数帯域を活用した実験を米ネバダ州で進めていると報じた。本件についてGoogleはその目的について正式なコメントを出さなかったため、多くの海外メディアから注目を集めることとなった。本稿では、Project Loonがどのような方向性を目指しているのかについて報告する。

Project Loonの概要

 2013年6月、Googleは飛行機の航路や天候に影響を受けない地表から約20kmの成層圏に、通信機器やGPS(全地球測位システム)などを搭載した気球を使う「Project Loon」を公表した。ここでは浮かべた気球から、免許不要の無線を利用することで、へき地へのインターネットサービス提供を主たる目的とし、ニュージーランドの一部エリアで実験していることを明らかにしている。

図2●Project Loonの気球が地球を周回した図
[画像のクリックで拡大表示]

 この実験は現在も続けられており、2014年4月4日にはGoogle+上にあるProject Loonのページを通じて現時点の実験の内容を写真とともに報告した。そのページによれば、実験に用いられた気球は22日間をかけて地球を1週したという。

 加えてこれまでの走行距離が50万キロメートルに達したとしており、現在は2周目の航行中であるという(図2)。そのほかにもProject Loonのページでは、実験開始からこれまでの間に取り組んだ改善策(搭載されたソーラーパネルの調整や風のデータを活用した効率的な運用)について簡単に述べている。

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次ページ 再び注目を集めるProject Loon
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