「好易通」というメーカーの電子辞書「無敵雲8」は、独特なハードウエアもさることながら、豊富すぎるコンテンツも魅力の1つ。日本語辞書も豊富なので早速チェックしてみたところ、残念な部分が見えてしまった。

筆者、膨大なコンテンツ量にうなる!

 非常に意欲的で先進的なAndroid搭載クラウド電子辞書「無敵雲8」。電子辞書なのに、Android搭載で、いろいろなアプリを入れられるのはいいけれど、肝心の辞書アプリがクラウドアプリなので無線LAN環境がないと利用できないという困りものだ。しかしその半面、無線LAN環境さえあれば、かなりの数のコンテンツが利用できる。

 説明書によれば、全部で242冊の辞書・辞典がインストールされているという。最も力を入れているのが英語で、オックスフォードの英中辞典を筆頭に、ケンブリッジの英語百科事典やコウビルド英英辞典、スラング辞典など14の辞書・辞典がインストールされている。さらに中国人教師が登場する動画アプリ「発音王」「語法王」「句形王」「閲読」「話題」「交際用語」なども用意されている。電子辞書とはいえ、英語のレッスン動画も見られるわけだ。

 筆者自身、過去に何度となく店員に尋ねたが、辞書機能を紹介するばかりで動画レッスンの話は出なかったし、オフィシャルサイトを確認しても、動画レッスンについてはほとんど書かれていなかった。この製品の真価を、店員も知らない上、メーカーもアピールしようとしていなかったわけだ。中国製品ではよくあることなのだが、もったいないように思う。

ちゃんとした英語辞典が入っている
ちゃんとした英語辞典が入っている
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アプリの多くがネット環境の下でないと動かない……
アプリの多くがネット環境の下でないと動かない……
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 英語に続いてコンテンツが多いのが日本語だ。キーボードにひらがなが刻印してあるくらいだから当然だろう。日本語のコンテンツについては、後ほど紹介したい。