「お客さんの反応はすごくいい。これまで取り引きのなかったところからも連絡があった。大きなチャンスを感じる」。この秋から日本でも本格的な販売が始まった新端末「Chromebook」。その代理店の一つであるソフトバンクテレコムで営業・事業推進本部データ・クラウド事業推進統括部の統括部長を務める中塚博康氏は、Chromebookの反響の大きさをこう話す。

 Chromebookは、米グーグルの「Chrome OS」を動かす専用の端末だ(画面1)。見た目は一般的なノートPCと変わらないが、「Google Apps」をはじめとするWebアプリケーションの利用を前提とした作りになっており、価格が安い。グーグルはChromebookを2011年にまず米国で発売。順次提供地域を拡大していき、日本では2014年7月に提供開始を正式に発表した。

画面1●Chrome OSの画面
画面1●Chrome OSの画面
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 日本でChromebookを発売したのは、日本エイサー、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、デル、ASUS JAPANの4社(写真1~4)。当初は、代理店を通じて企業や教育機関向けに販売するだけだったが、11月になって個人向け販売も始まった。代理店はソフトバンクテレコムとミカサ商事。ソフトバンクテレコムが主に企業向けソリューション(Chromebook for Work)を担当。ミカサ商事は教育機関向け(Chromebook for Education)を担当する。

写真1●日本エイサーの「Chromebook C720」
写真1●日本エイサーの「Chromebook C720」
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写真2●日本ヒューレット・パッカードの「Chromebook11」
写真2●日本ヒューレット・パッカードの「Chromebook11」
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写真3●デルの「Chromebook 11」
写真3●デルの「Chromebook 11」
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写真4●ASUS JAPANの「Chromebook C300MA」
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写真4●ASUS JAPANの「Chromebook C300MA」
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写真4●ASUS JAPANの「Chromebook C300MA」
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写真4●ASUS JAPANの「Chromebook C300MA」