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動き出す、地に足ついた農業IT

ベンチャーのクラウドサービスでノウハウ共有、来年は小型草刈りロボットが駆け回る

hototo、フューチャアグリ

大谷 晃司=日経コンピュータ 2014/09/26 日経コンピュータ

 農業人口の減少や就農者の高齢化、耕作放棄地の増加など日本の食の原点である農業が岐路に立たされている。「もはや待ったなし」。内閣府の規制改革会議 農業ワーキング・グループの専門委員を務めるファーム・アライアンス・マネジメント代表取締役/松本農園プロジェクトマネージャーの松本武氏は日本の農業の置かれた状況をこのように表現する。こうした状況で期待されているのが農業のIT化だ。生産性向上、効率化、大規模化などを掲げ、海外ベンダーや大手ITベンダーのソリューションが話題に上ることが多い。だが、それに先んじて、農業者自らの手による現場発の農業ITが動き出している。


 「右手にくわ、左手にiPhone」。山梨県で減農薬のブドウやイチゴなどの生産から加工、販売、さらには飲食店も展開する農業生産法人hototoの代表取締役である水上篤氏は、同社のスタイルをこう表現する(写真1写真2)。

写真1●hototoのWebサイト
[画像のクリックで拡大表示]

 「農家は昔から自分たちで道具を作ってきた。各地で採れる作物が違うように道具も自分たちに合ったものがある」(水上氏)。その道具の一つがスマートフォンであり、ロボットなのだ。

写真2●農業生産法人hototo代表取締役の水上篤氏
[画像のクリックで拡大表示]

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