米アップルの最新スマートフォン「iPhone 7」は、2016年9月7日(現地時間)に発表後、9月16日には日本でも発売された。基本的な形状は従来モデルを踏襲しつつも、防水性能やFeliCaの搭載により日本市場では特に注目度の高い新端末になっている(写真1)。

写真●9月16日に発売された「iPhone 7」(写真はジェットブラック色)
写真●9月16日に発売された「iPhone 7」(写真はジェットブラック色)
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 本記事ではiPhone 7とiPhone 7 Plusの評価用機材を用いて、新しく搭載した機能や見どころを中心にファーストインプレッションをお届けする。

ジェットブラックは「滑りにくさ」も特徴

 最近、新しくiPhoneが登場するたびに注目を浴びるのが新色だ。iPhone 7では、光沢のある「ジェットブラック」と、つや消しの「ブラック」の2色が加わった。9月9日から始まった予約注文では特にジェットブラックに人気が集中したとみられ、現在ではiPhone 7 Plusのジェットブラックは入荷予定が11月になっている。

 ジェットブラックの第一印象は、まさに「漆黒」だ。背面のアップルロゴや「iPhone」ロゴはもちろん、Lightningポートの内側や、その左右のネジに至るまで黒ずくめで統一されている。

 また、電波を通すためのアンテナ部分がシルバーモデルなどでは白く塗られているのに対し、ジェットブラックではアンテナの存在がほとんど目立たないよう処理されている(写真2、3、4)。

写真2●電波を通すためのアンテナがローズゴールド(上)よりも目立たない(下)
写真2●電波を通すためのアンテナがローズゴールド(上)よりも目立たない(下)
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写真3●外箱もブラックになった
写真3●外箱もブラックになった
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写真4●アクセサリーは従来通りのホワイトだ
写真4●アクセサリーは従来通りのホワイトだ
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 見た目以外にも、ジェットブラックには他の色と違う点がある。それは、手に持ったときに滑りにくい点だ。ジェットブラックの本体表面は指に吸着するような抵抗があり、しっかりと本体を支えることができるのだ(写真5)。

写真5●ジェットブラックは適度な抵抗があり、滑りにくい
写真5●ジェットブラックは適度な抵抗があり、滑りにくい
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