写真1●cocoro SBの朝長康介取締役(右)と大浦清取締役(左)。朝長氏は顔出しNGとのことでした
写真1●cocoro SBの朝長康介取締役(右)と大浦清取締役(左)。朝長氏は顔出しNGとのことでした
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前編から続く)

 ソフトバンクロボティクスの「Pepper」が備える感情生成エンジンとはどのようなものか、なぜ人工知能に感情が必要なのか。

 Pepperの感情生成エンジンを開発するcocoro SBの朝長康介取締役と大浦清取締役に聞いた(写真1)。

こうした感情の揺れ動きが、Pepperと人間とのコミュニケーションを豊かにするわけですね。ええと、感情地図(図1)には内芯円の中心部に「増殖」と「生存」と書いてありますが、これは…。

図1●Pepperの感情地図のベースとなった感情モデル
図1●Pepperの感情地図のベースとなった感情モデル
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大浦氏 この二つは、人工知能に学習を促す大本だと考えているものです。