ファーウェイ・ジャパンが2017年7月4日に発表したWindows PC「MateBook」シリーズの新製品のうち、着脱型2-in-1の後継モデルとして登場したのが「MateBook E」だ(写真1)。
同時発表したクラムシェル型ノートPCの「MateBook X」とは異なり、ディスプレイ部分がタブレットとしても機能し、タッチ操作やペン入力を利用できる点が特徴になる。前モデルとの違いを中心に、製品のファーストインプレッションをお届けしたい。
特徴は受け継ぎつつ、第7世代Coreプロセッサーに進化
MateBook Eの本体デザインは、前モデルのMateBookを踏襲しており、基本的なテイストは変わっていない。ファーウェイ製のスマートフォンにも採用されるダイヤモンドカットの金属ボディを採用しており、高品質な薄型タブレットという外観はそのままだ(写真2)。
画面は12インチのIPS液晶、画面解像度は2160×1440ドット、外形寸法は278.8×194.1×6.9mm、重量は約640g、バッテリー容量は33.7Whなど、タブレットとしての基本的な設計は前モデルと変わっていない。
これに対してCPUは、前モデルの第6世代Coreプロセッサーから、MateBook Eは第7世代Coreプロセッサーに進化。製品構成により、Core m3またはCore i5を搭載する。Core i5といっても、かつて「Core M」と呼ばれていた省電力のYシリーズだが、Turbo Boost時の最大周波数は3.2GHzと大きく向上している。
また、MateBook EではMicrosoft Officeを搭載したモデルも新たに追加された。Officeは不要というパワーユーザーの需要にも応えつつ、量販店の店頭などではOffice搭載モデルがスタンダードであることから、現実に即した判断と言える。
キーボードは本体同梱に、スタンドは無段階調節に対応
MateBook Eで大きく変わったのが、カバーを兼ねたキーボードだ。前モデルとは異なり、キーボードは別売のオプションではなく、本体に同梱されるようになった。キーボードのカラーは本体カラーによって異なり、シャンパンゴールドにはブラウン、チタニウムグレーにはブルーのキーボードが付属する(写真3)。