マイクロソフトが提供している「セキュリティ TechCenter」(https://technet.microsoft.com/ja-jp/security)では、大きく「セキュリティ更新プログラム」「ツール」「ライブラリ」「ラーニング」「ダウンロード」「サポート」の6つのカテゴリーがある。

セキュリティ情報IDで対応策を調べる

 このうち、セキュリティ情報は、「セキュリティ更新プログラム」にある。ここにあるのは、「マイクロソフトセキュリティ情報」と「マイクロソフトセキュリティアドバイザリ」およびMSRCの紹介だ。前編で紹介したように、「セキュリティ情報」は、インシデント別(対策別)の脆弱性と対策の情報であり、アドバイザリは、セキュリティに関連する情報である。

セキュリティ TechCenterの「セキュリティ更新プログラム」のページ。「レスポンス」(MSRCの説明)、「セキュリティ情報」「アドバイザリ」の3つのサブカテゴリページがある
セキュリティ TechCenterの「セキュリティ更新プログラム」のページ。「レスポンス」(MSRCの説明)、「セキュリティ情報」「アドバイザリ」の3つのサブカテゴリページがある
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 マイクロソフトによるセキュリティインシデントの公開は、以下のURLで、毎月の第2火曜日(米国時間。日本では翌日)に行われる。ここではインシデントへの対応策ごとに文書が作成されていて、各インシデントには「セキュリティ情報ID」が付けられている。この「セキュリティ情報ID」を使えば、特定のインシデントに対応する対策を探すことが可能だ。「セキュリティ情報ID」は、"MS"から始まり、次が西暦の下2桁でその後にハイフンをおいて3桁の通し番号が付く。

 「セキュリティ情報」のページにあるのは、発行日で並べられた「セキュリティ情報ID」のリスト。また、毎月ごとにまとめられたページがあり、これは、「セキュリティ TechCenter」から「ライブラリ」「セキュリティ情報の概要」とたどってアクセスできる。

セキュリティ情報のページには、公開されたセキュリティ情報文書のリストがある。表の見出し部分を使ってリストを並べ替えることもできる
セキュリティ情報のページには、公開されたセキュリティ情報文書のリストがある。表の見出し部分を使ってリストを並べ替えることもできる
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セキュリティ TechCenterの「ライブラリ」には、月ごとにまとめられたセキュリティ情報がある。このほか、年ごとにまとめたページも用意されている
セキュリティ TechCenterの「ライブラリ」には、月ごとにまとめられたセキュリティ情報がある。このほか、年ごとにまとめたページも用意されている
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