イオンリテールは2017年4月14日、格安SIMを展開する「イオンモバイル」初の専門店を、東京駅・八重洲地下街にオープンした。同じ八重洲地下街の別の店舗から移転した「AppBank Store」も併設する(写真1)。
これまで郊外の総合スーパーを中心に展開してきたイオンモバイルが、都心における専門店の設置に乗り出した狙いはどこにあるのか。
郊外では取り込めない客層がターゲット
イオンモバイル初の専門店を出店した狙いとして、イオンリテールIMO本部モバイル事業部事業部長の橋本昌一氏は、「これまでGMS(総合スーパー)を中心に216店舗を展開してきたが、いずれも郊外が中心だった。専門店では都心の若者やビジネス客をターゲットにしたい」と説明する(写真2)。
店舗内には、イオンモバイルの格安SIMを始め、SIMロックフリーのスマートフォン本体や多数のアクセサリーが並んだ。契約カウンターは、新規契約・MNPのいずれについても即日の手続きに対応し、端末の在庫があれば持ち帰りも可能という(写真3)。