グリーCTOの藤本真樹氏が、ソフトウエアエンジニアが抱える素朴な疑問や日頃の悩みを解決する。藤本氏はインターネット業界では「PHPの神」と言われ、技術者としてもマネージャーとしも、社内外から多くの信頼を集める。独特の柔らかい雰囲気を持ちつつも、ずばりと核心を突いて回答する。
グリーCTO藤本真樹の エンジニアよろず相談室
目次
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質問:藤本さんがCTOとして悩んでいることは?
CTOとして悩んでいることは何か?という質問が寄せられた。藤本真樹氏はCTOとしてすべき数ある選択肢のうち、「何をしないか」を選ぶことに悩んでいるという。
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質問:どうやって好奇心のアンテナを張っている?
歳を重ねるにつれ、新しい技術や出来事をキャッチアップすることが遅くなったと悩む読者から、「どのように好奇心のアンテナを張ればよいか」との質問が寄せられた。藤本真樹氏は自身の場合、「不安」と「楽しさ」が、新しい技術をキャッチアップすることの起点だと答える。
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質問:優秀なエンジニアが辞めてしまいます
優秀なエンジニアが会社を辞めてしまうことに悩んでいるという相談が寄せられた。藤本真樹氏は「自分も日々悩み続けている」としながらも、誰も退職しないことを前提にするのは問題があると言う。優秀な人が退職する前提で人材育成や採用の計画を作ることを勧める。
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質問:Laboや20%ルールは必要?
研究開発組織の設置や「20%ルール」の設定の是非についての質問が寄せられた。藤本氏は「やめときましょう」と答え、その理由について解説した。
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質問:今、藤本さんが特に注目している技術は?
世間の注目度が高くないものの、藤本氏が注目している技術は何か?という質問が寄せられた。藤本氏は新技術のウォッチの仕方を交えつつ、低レイヤーの技術に注目すべきと勧める。藤本氏自身の最近の興味分野はメッセージングプロトコルの「MQTT」だという。
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質問:CTOの誘い方と選び方を教えてください
CTO(最高技術責任者)の誘い方と選び方についての質問が寄せられた。藤本氏の回答は、「一緒に働けるかどうか」「CTOというポジションにこだわりを持ちすぎない人でかどうか」であるという。
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質問:マネジャーを続けるかエンジニアに戻るかで葛藤しています
マネジャーを任されたが、自分としては一エンジニアとして頑張りたい、という葛藤を抱えている相談が来た。これに対して藤本氏は、早めにどちらか決めるべき、と回答。マネジャーとエンジニアの双方の難しさと楽しさを、藤本氏の視点から解説する。
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質問:ネットベンチャーにIT部門は必要?
ネットベンチャーのCTOから社内IT部門を設立するかどうかで悩んでいるとの相談が来た。現状では数人のエンジニアが、工数の2割弱を社内ITの作業に当てており、不満の声が上がっているという。これに対して藤本氏は、専任の担当者を置くべきだと回答。大事である上に、「個人的にはすごく楽しい仕事」と説く。
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質問:技術的負債を残さないためには?
急成長の企業が今回の例と同様に数十年後に大きなシステム的課題/事業リスクを残さないためには、どのようにすればよいのでしょうか?
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質問:これからの技術トレンドは?
最近はWearableとかIoTとか言っていますが、今後そのあたりの技術をどう考えていけばよいでしょうか?
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質問:精神論者にどう向き合えばよい?
前回の記事で「自分のキャパシティーを超える仕事はしない、と決めれば問題は解決されるわけです」と書いてありました。しかし、そういかない状況があるので悩んでいます。私の職場では「がんばれば何とかなる」という精神論者が大勢います。私が「自分の限界はここまでです」と主張してもなかなか聞き入れてもらえません…
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質問:営業やPMとうまくいきません
SIerに勤めているエンジニアです。勝手に仕様と金額にコミットする営業と、顧客と戦わずに仕様変更を簡単に受け入れるプロジェクトマネージャ(PM)にうんざりしています。どうすればモチベーションを高められますか。
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質問:良いエンジニアを採用するには?
良いエンジニアを採用したいのですが、どうすれば応募まで至るでしょうか?
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質問:人から支援を受けられる人になるには?
人との係わり合いについて質問です。第1回の記事で「『分からないこと」』が分かれば、もっと多くの人からいろんなことを教われるようになります」とありました。どうすれば、困ったときに相談できる人間関係を構築し、そのような“人的支援”を受けられるようになりますか?そのために必要な要素・スキルは何でしょうか…
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質問:プライベートを充実させるには?
今担当しているプロジェクトが佳境に入っていて、帰宅時間がどうしても遅くなります。休みの日は疲れて寝てばかりいます。時間が取れないので彼女ともうまくいっていません。どうすれば仕事と両立させつつ、プライベートを充実させることができますか?
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質問:フルスタックエンジニアを目指すべき?
最近「フルスタックエンジニア」という言葉をよく聞くようになりました。そもそもフルスタックエンジニアって何なのでしょうか?ITエンジニアが目指すべき理想像といえるのでしょうか?もしそうだとすれば、どうすればフルスタックエンジニアになれますか?
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