日本では、個人情報保護法改正に向けた議論の中で、位置情報、購買履歴、健康データといったパーソナルデータの利活用とプライバシー保護の両立が、論点の一つになった。欧州でもそうした議論は進んでいる。また実際のビジネスとして、クレジットカードの購入履歴や位置情報をマーケティングに活用する欧米企業の事例もある。海外でのデータ活用の現状を追った。
海外データ活用の現状
目次
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[海外データ活用4]「第2のベネッセを生まない」、カード業界推奨の内部脅威対策とは
PCI SSC ボブ・ルッソGM、トロイ・リーチCTO、エッラ・ネビルVP
企業がパーソナルデータを利活用できるのは、データの漏洩を防ぐセキュリティへの信頼があればこそだ。だがベネッセコーポレーションの事件など、相次ぐ情報漏洩事件で、この信頼が揺らぎつつある。クレジットカード番号や取引情報を保護するセキュリティ標準「PCI DSS(Payment Card Industry…
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[海外データ活用3]グルーポンは事業モデル転換で「パーソナライズ」に注力
グルーポン・ジャパンの根本啓CEO
世界48カ国でクーポンサービスを展開するグルーポンのデータ活用戦略について、グルーポン・ジャパンの根本啓CEOに聞いた。
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[海外データ活用2]ツイッターが買収したCLO企業に、送客のコツを聞く
米カードスプリングCTO(最高技術責任者)のジェフ・ウィナー氏
2014年7月16日、米ツイッターはCLO(Card Linked Offer)プラットフォーム提供の米カードスプリングを買収すると発表した。CLOとは、クレジットカード利用者に対し、購入履歴や位置情報でターゲティングしたデジタルクーポンを提供、実店舗に送客するビジネスだ。カードスプリングはTIS…
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[海外データ活用1]EUも悩む、データ活用とプライバシーの両立
アーンスト・アンド・ヤング パートナーのドラツェン・ニコリッシュ氏とエグゼクティブ・ディレクターのトーステン・キーヴァート氏
日本では、個人情報保護法改正に向けた議論の中で、位置情報、購買履歴、健康データといったパーソナルデータの利活用とプライバシー保護の両立が、論点の一つになった。欧州でも、日本と同様の議論が進行している。会計事務所アーンスト・アンド・ヤングのドイツ法人所属で、EUのプライバシー法制に詳しい専門家2人に…
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海外データ活用の現状
日本では、個人情報保護法改正に向けた議論の中で、位置情報、購買履歴、健康データといったパーソナルデータの利活用とプライバシー保護の両立が、論点の一つになった。欧州でもそうした議論は進んでいる。また実際のビジネスとして、クレジットカードの購入履歴や位置情報をマーケティングに活用する欧米企業の事例もあ…
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