社員が社長を信頼する。社員同士が協力して自発的に問題を解決する。きれいごとに聞こえるかもしれない。しかしそんな目標を掲げて10年間、組織風土改革に取り組んできた会社がある。愛知県春日井市の段ボール製造機器メーカーISOWAだ。「世界で一番社風のいい会社」を目指し、「気楽にまじめな話をする」ことに取り組んできた同社の軌跡を追う。
連載
目指せ!世界で一番“社風”のいい会社
目次
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第5回 考える力を育む5つの環境とは
ISOWAで考える力を持った若い人たちが確実に育ってきているのはなぜなのか。そこにどういう環境があったのだろうか。
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第4回 ロジカルシンキングではない、「考える力」とは
ISOWAがプロジェクトへの参画を通じて鍛えてきた社員の「考える力」というのは、知識として習得されたものではないことを知っておく必要がある。座学でスキルや知識をいくら詰め込んでも、現実の仕事の場面では、それに投下した労力やコストに見合うほどには力が発揮されないものである。
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第3回 社長の「裸の王様化」を社員評価で抑止
9年前にスタートしたISOWAの改革は、ゆっくりとしたペースではあるが着実に、考え抜く習慣を身に付けた社員を増やしている。社員数が300人弱の会社だから、1人ずつでもそういう社員が増えていくと、会社が持つポテンシャルが底上げされていることが実感できる。
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第2回 社長が毎日ブログで現場の「いい話」を発信
社員から見て一番信頼できないのは、そのときどきの都合で軸がブレるように見える経営だ。ISOWAの社長に就任した磯輪英之氏はそのことを経験上知っていたからこそ、ブレないことを大切にした。そして、この軸の中身を分かりやすく、見えやすくすることを大切にした。
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第1回 「トップと社員との信頼関係」なんてきれいごと?
社員が社長を信頼する。社員同士が協力して自発的に問題を解決する。きれいごとに聞こえるかもしれない。しかしそんな目標を掲げて10年間、組織風土改革に取り組んできた会社がある。愛知県春日井市の段ボール製造機器メーカーISOWAだ。「世界で一番社風のいい会社」を目指し、「気楽にまじめな話をする」ことに取…
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