2014年7月12日、成田国際空港近くのホテルに3人の高校生と1人の中学生が集まった。「第26回国際情報オリンピック」の直前研修と壮行会に参加するために集結した日本代表選手たちだ。翌日には団長、副団長および競技のサポートを務める国際情報オリンピックを過去に経験したOBの大学生2人と共に台湾に出発する。
直前研修では、日本選手団の団長を務める伊藤哲史京都大学准教授が、国際情報オリンピックにおける競技規則や注意点などを説明。過去の大会で発生したハプニングなども披露した(写真1)。「悔いのないように、実力を発揮してほしい」と、伊藤准教授は話す(写真2)。実は伊藤准教授自身、1994年と1995年に国際情報オリンピックに出場し、銀メダルと金メダルを獲得している。