世界中の中高生が一堂に会し、情報科学に関する知識・スキルを競う「国際情報オリンピック」。勝負を分けるのは、提示された課題を解くために、いかに効率の良いアルゴリズムをプログラムとして実装できるかにある。2014年7月13日から20日にかけて26回目の会合が台湾で開催され、80以上の国と地域を代表選手として300人以上の中高生が火花を散らした。節目となる第30回大会が初の日本開催になることも決まり、今後注目が高まりそうだ。

 「国際情報オリンピック」で優秀な成績を収める選手を輩出するには、中学生や高校生といった世代が広く情報科学に親しむ下地が必要だ。ひいては、国としてのIT競争力にも直結するだろう。