国内で約1万店舗を展開するファミリーマートは、商品開発や売り場作りにデータ分析を活用している。データソースは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が発行する「Tカード」にひも付いた属性付きのPOS(販売時点情報管理)の情報だ。
年齢や性別で顧客を6つのグループに分類し、マーケティングチームがそれぞれの購買動向を把握。売り上げが伸びている商品ジャンルをさらに伸ばし、落ち込みが見えたグループはテコ入れすべく、商品担当者と情報を共有しながら業務改善を進めている。
ファミリーマートは、商品購入時に「ファミマTカード」(図1)や通常のTカードを提示した顧客の販売データをCCCへ毎日送付。CCCが提供しているデータ分析サービス「DB WATCH」を通じて、性別や年齢などの属性データと連動した顧客の購買情報を得ている。