サブプライムローン問題に端を発する金融危機をはじめ,ビジネスを取り巻く環境はさらに厳しさを増しています。しかし,いかなる環境にあろうと,企業が競争優位性を確保するためには,他社との明確な“差別化”が必要である点に変わりはありません。
そうした差別化を目指す上で不可欠な要素となるのが“データの活用”です。業務システムに蓄積される,大量かつ多様なデータをデータウエアハウスに集約。企業の経営層から現場担当者までのすべての人が,データに基づく正確な意思決定を行い,ビジネスの“次なる一手”を打てるような仕組みこそが必要なのです。
ところが,データウエアハウスの活用については,いくつかの課題が存在することも事実です。例えば,多くの企業では,データベースのパフォーマンスなどの制約から,個別最適化された業務システムごとにデータを集約し,分散データマートを展開しています。このような形では,データマート間での情報の整合性をいかに確保するかということが大きな問題となります。複数の担当者が同じ“売上データ”を参照していたとしても,それらが別のシステムで保有されており,その内容に相違があったのでは,全社的に有効な意思決定が図れません。
このような現状を踏まえ,テラデータでは「エンタープライズ・データウェアハウス(以下,EDW)」という考え方を提案しています。EDWでは,業務データを全社レベルで統合・一元化し,企業トップから現場担当者まで,分析を行うすべての人が同一のデータを参照して,それに基づく適正な意思決定を行えるようなデータ活用基盤を目指しています。その基盤を支えるのが,Teradataデータベースのエンジンです。
Teradataは並列処理アーキテクチャーを採用し,テラバイトレベル,あるいはペタバイトレベルのデータを難なくハンドリングできることを設計理念としています。つまり,Teradataというハイパフォーマンスなデータベース基盤によって,大容量データの統合化を前提としたEDWの構想が成立し得るのです。
一方,企業が行う分析の形態は多様です。財務担当者やマーケティング担当者が,複雑なクエリーを投げてじっくりと分析するケースもあれば,現場担当者が比較的単純なクエリーによって,リアルタイムに意思決定を行うケースもあるでしょう。こうした多様なニーズに応えるためにテラデータが提唱しているコンセプトが,「アクティブ・エンタープライズ・インテリジェンス(以下,AEI)」です。
AEIでは,前者のようなバックオフィスユーザーに対する「ストラテジック・インテリジェンス」と,後者のような現場担当者に対する「オペレーショナル・インテリジェンス」の双方をカバーしていることがその特長です。分析する情報も,日々発生する新しいデータを業務に必要なタイミングで取り込み,リアルタイム性を保つことで,的確な判断を支えます。こうしたAEIのようなコンセプトがあって,はじめてEDWがその真価を発揮することになります。
データウエアハウスの構築に際しては,ビジネスの分析を効果的に行うためのデータモデルが必要です。それは,ユーザー企業の属する業界,国によって異なります。これに対し,業界の特性,あるいは日本の商慣習や法制度なども踏まえた,最適なデータモデルを提案できることも,当社の大きな強みです。
もちろん,データウエアハウスの構築・活用には適切なコンサルティングサービスの活用が不可欠です。当社には,各業界に精通し,業種・業態に応じたソリューションを提案できるコンサルタントや,最新技術にも深く通じたテクノロジーコンサルタントが多数在籍しており,20年以上もの長きにわたって蓄積してきた豊富なノウハウをベースとした高度なサービスを提供しています。
このような特長を持つ当社の製品・サービスは,世界中で高い評価を獲得しています。例えば,各業界のトップ10企業では,通信事業会社の90%,小売企業の50%,金融機関の50%がTeradataを活用しています※。
今後もテラデータでは,EDWやAEIなどのコンセプトに基づいて,お客様のビジネスの発展を“データ活用のプロ”として支援していきます。加えて,これまで以上に,より広範なお客様に対してデータウエアハウスの価値を積極的に提案していこうとしています。
その一環として,先頃,エントリー向けの新製品をリリースしました。Teradataをベースに,データウエアハウスの構築に必要となる各種ハードウエアコンポーネントを1つのキャビネットに統合したアプライアンスタイプのソリューションで,低コストで手軽に導入できることが最大の特長となっています。
また,パートナー各社との協業の強化にも注力しています。どのようなソリューションがお客様の抱える課題を解消する上で最適なのかをパートナーと真摯に検討し,お客様のビジネスニーズに応えるソリューションを速やかに提供できる体制をさらに強化していきます。
以上のような取り組みを推進していくことで,“エンタープライズ向けデータウエアハウスの世界でNo.1”を目指す。その目標に向け,テラデータでは,社員一丸となって,日夜,前進を続けています。
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日本テラデータ株式会社
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