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トップ/キーパーソンが語る 2009年わが社のビジョン/テクノロジー

インターシステムズは,1978年に米国で創業され,変化の激しいソフトウエア業界において着実な成長を遂げてきました。現在では,23カ国に拠点を持ち,90カ国以上で事業を展開。売上高は2億5千万ドル規模で,30年間無借金という強固な財務基盤を持っています。こうした当社の事業の中核を成すのが,高速オブジェクトデータベース「Caché」です。

RDBの課題を解決するオブジェクトデータベース

今日,多くの企業がRDB(リレーショナルデータベース)を活用していますが,様々な問題に直面しています。

まず,一般的なRDBは,固定長のデータには向いていますが,可変長のデータを扱うのはあまり得意ではありません。しかし,今日,企業が扱う情報は膨大かつ,非常に複雑化しており,実行時負荷の高い,いわゆる正規化されたテーブル構造では性能,保守の観点で目に見えない多大なコストがかかっています。

また,アプリケーションとの親和性も問題です。現在アプリケーション開発は,オブジェクト技術が主流となっています。両者の間にある「ミスマッチ」は,データの加工を必要とするため,システムの開発工数・コストを増加させる要因となっています。

開発の生産性,再利用性などの多くの利点から,オブジェクト指向技術の使用が望ましいことは理解されていますが,こうしたデータベース構造,データの加工の問題によって,多くのシステムが実行時のパフォーマンスを発揮できないということが課題となっています。

このような課題を解決するのが,多次元データ構造を備えるCachéです。Cachéは,複雑なデータを適切かつコンパクトに格納し,データアクセスを最適化するプログラミング言語を内蔵しています。また,オブジェクト指向で開発されたアプリケーションとの間でO/Rマッピングといった作業を行う必要もありません。これにより,RDBの課題であった開発生産性とデータアクセスのスピードを大幅に向上するのです。

加えて,CachéはRDBと共存可能です。具体的には,RDBに対してもCachéのデータベースと同様にリレーショナルとオブジェクトの両方のアクセスを実現します。つまり,企業は,Cachéを活用することで,既存のRDB資産を有効活用しながら,高度なデータ環境を構築できるというわけです。

多くのユーザー企業がCachéを採用し従来をはるかに超える性能を獲得

このような強みを持つCachéは,リアルタイム性やスピードが要求される分野,大量のトランザクションが発生する分野で幅広く活用されています。

特に医療分野では,非常に多くの実績を誇っており,Cachéの信頼性を証明しています。

ほかにも,国内外1400社と取引を行っているある卸売企業では,5万品目もの商品を扱っていますが,その管理システムの中核にCachéを採用しています。また,ある証券会社は,Cachéを使って従来のRDBの15倍の性能を持つ株価統計分析システムを構築しましたし,製造業のお客様では,部品表の資材所用計算を200倍のスピードで処理したという事例もあります

※各社でのベンチマークによる
「Ensemble」が実現するシステム間のシームレスな連携

ところで,近年はM&Aや事業再編といった動きが相次いでいます。そこで課題となっているのが,旧事業体ごとに縦割りになっているアプリケーションの連携です。

それに対し,複数のインタフェースを持つCachéの技術をベースに当社が開発したのが,ユニバーサル統合プラットフォーム「InterSystems Ensemble(アンサンブル)」です。

Ensembleがデータの統合基盤となり,システム連携を支え,さらには,容易に複合アプリケーションを開発できる環境を提供します。つまり,多様な技術をベースにした複雑なIT環境を,一貫性のあるアーキテクチャによって迅速に統合する。そんな役割をEnsembleは担っているのです。

例えば,英国警察では,長年使用しているアプリケーションサイロをEnsembleを使って統合し,必要な情報のすべてを1画面で表示する「事件管理システム」を構築。プロトタイプをほんの12週間で完成させ,GIS(地理情報システム)と組み合わせることで,出動指示管理も行っています。

加えて,データ分析の領域では,新たに「InterSystems DeepSee(ディープシー)」というリアルタイム多次元分析用のソフトウエアを提供します。これは,アプリケーション組み込み型の製品。分析キューブの高速生成などによるリアルタイム分析機能を,様々なアプリケーションに搭載することができます。アプリケーションに組み込むことで,業務や業種に最適化された情報活用が可能となるのです。

今後,膨大なデータをリアルタイム処理したいという要求は,ますます高まるでしょう。必要なデータを必要なときに得ることができなければ,ビジネスは後手に回ってしまうからです。

そうした課題に対し,当社は,CachéとEnsemble,そしてDeepSeeによって,お客様の長期的なビジネス価値向上に貢献します。また,パートナー様に対しては効率的な開発環境,品質と保守性の高いシステム開発といった価値を提供することができます。今後もお客様とパートナー様,そして当社の信頼関係を一層強固なものにしていく考えです。

図 Caché,Ensembleによる統合システムイメージ
CachéはRDBなど様々なデータとのインタフェースを持ち,それを高速で処理することができる。また,多様な業務システムのスムーズな連携を実現するのが,Ensembleである。

お問い合わせ先
インターシステムズジャパン株式会社
〒160-0023
東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル
TEL:03-5321-6200
URL:InterSystems.co.jp

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