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富士通SystemwalkerでIT全般統制を支援! ITILに基づく統合運用管理で確実なITガバナンス
Vol.5:システム運用の自動化で、ITガバナンスを強化

前回に引き続き、運用管理の側面から、ITガバナンスについて考えてみよう。今回は、富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」を用いた運用の自動化が、確実なITガバナンスと運用の効率化を実現するために、どのように貢献するかについて説明する。今回も富士通 ソフトウェア事業本部 ミドルウェア事業統括部第二ミドルウェア技術部 プロジェクト課長 堀江隆一氏に話を聞いた。


運用の自動化により、標準化や効率化、さらにエコロジー対応まで可能に
富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 ミドルウェア事業統括部 第二ミドルウェア技術部 プロジェクト課長 堀江 隆一氏.

 前回の冒頭でも述べたように、統制の取れた運用のためには、人に依存しない標準化が大切である。個人の判断にまかせてしまうと、必要な手順が行われない可能性がある。これでは、事業継続の観点からも危険であり、統制が取れた運用とはとても言えない。

 標準化の第一歩は、運用手順を決めることである。しかし、それだけで関係者に徹底するのは難しいと堀江氏は次のように語る。「手順書を作っても、それを確認しながらひとつひとつの操作を行うことを、忙しい日々の運用の中で期待するのは難しいでしょう。ある程度慣れてくると、手順書を見なくなり、そのうち人によって少しずつ手順が変わってしまいがちです。そこで有効なのが、運用の自動化です。日々の運用を可能な限り自動化することで、人手による手順の簡略化などの入る余地がなくなり、必然的に手順を標準化することができるのです」

 この運用の自動化を実現するのが、「Systemwalker Operation Manager」である。「Systemwalker Operation Manager」は、サーバの電源投入やバックアップ、業務アプリケーションの実行、電源切断など、スケジュールに従って日々行う業務を自動化することで、手順を標準化でき、管理工数の削減も可能になる。もちろんITILに準拠しているので、自動的にITILに対応した運用が実現する。また、電源の切り忘れなどによる無駄な電力消費がなくなるので、エコロジーにもつながる。

異常終了などのトラブル対応も標準手順で統制可能

  「Systemwalker Operation Manager」が対応するのは、日々のルーチンワークだけではない。エラー発生時の手順まで定義できるので、トラブル対応の標準化が可能になる。これらは、ビジュアライズされたわかりやすい画面で、簡単に定義することが可能だ。

 堀江氏は、「たとえば、異常終了してしまったような場合、どういう手順でリカバリ処理を行うかなどを定義しておけば、統制の取れた運用が可能になり、人為的ミスも起きにくくなります。さらに、トラブル対応にかかる手間を大幅に削減することができるので、システム部門は、本来やるべきビジネスの価値を上げるためのシステム開発に、より注力できるようになります」と語る。

 また、その日の内に終わるはずの業務が終わらなかったような場合も、「日変わり持ち越し制御機能」により対応の標準化が可能。打ち切り、完了待ちのほか、持ち越し業務と日次業務の並列走行の中から業務に適した制御を選択できる。

「Systemwalker Operation Manager」による日変わり持ち越し制御


特定の日の業務を個別に管理可能

 「Systemwalker Operation Manager」は、締め日など特別な業務を行う日の業務手順(ジョブ実行手順)も、「日ごとスケジュール管理機能」により、定義することができる。通常の日の運用とは別に定義できるので、翌日に手作業で元の手順に戻さなくても、自動的に通常の手順に戻る。

 また、プログラム変更などにより、特定の日だけ業務手順を変更したいときがある。この場合も、特定日の翌日以降は自動的に通常手順に戻すことが可能だ。さらに、サーバダウンなどで複数日運用が停止した場合、サーバ復旧後に過去の日付スケジュールにさかのぼって業務を再開できる。

「Systemwalker Operation Manager」による日ごとのスケジュール管理


業務の実行状況を、視覚的に確認可能

 ジョブが自動実行されている状況は、わかりやすい画面で監視可能だ。堀江氏は、「実行状況は、業務単位の一覧で視覚的に確認することができます。さらに、詳細なジョブの流れと個々のジョブの実行状況まで簡単にわかるので、予想外のトラブルが起きた時でも、問題箇所の特定が容易で、すばやい対応が可能なのです」と語る。

 もちろん、実行の遅延や予測した走行時間の超過などが起きた場合は、管理者にアラーム通知を送ることもできるので、常に監視している必要はない。

「Systemwalker Operation Manager」による業務の実行状況監視

 負荷分散機能も搭載。ホストグループ内の最も稼働率の低いサーバにジョブを割り当て、ホストグループの負荷を平準化することができるので、リソースの有効活用につながる。

 また、サーバ別の稼働実績やエラー事象などのログが取得できるので、操作ミスの原因を特定したり、運用の評価を行い、システム改善計画などを策定することも可能(※)。

※ 複数サーバのログ収集を行う場合は、「Systemwalker Centric Manager」が必要です。

 さらに、キャパシティ管理を行う「Systemwalker Service Quality Coordinator」を組み合わせて利用することで、詳細な性能分析が可能となり、トラブルの予兆などを検知することもできる。

監査ログ管理についての詳細はこちら
キャパシティ管理についての詳細はこちら

 ここまで見てきたように、日々の業務手順を細かく定義し、システム運用を自動化できる「Systemwalker Operation Manager」は、内部統制実現へ向けた非常に有効なツールであることがわかる。またトラブル対応などにかかる手間も削減できるだけに、システム部門のリソースを、より競争力を高めるためのシステム開発に振り分けることも可能。ITガバナンス強化と競争力強化の両面を実現できる。

 

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