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富士通SystemwalkerでIT全般統制を支援! キャパシティ管理によるITシステムの維持最適化
Vol.1:事例で解説、継続的な情報収集でトラブルを未然防止

事業の継続には、そのインフラであるITの継続的な運用が欠かせない。それを実現するためには、確実なITガバナンスでシステムの稼働状況を監視し、現在の状況や性能の推移を継続的に管理する「キャパシティ管理」が必要だ。今回は、このキャパシティ管理を実現する富士通の「Systemwalker Service Quality Coordinator」によって、課題をいち早く察知し、トラブルを未然に防いだ事例を中心に紹介する。


ITガバナンスを支援する「Systemwalker Service Quality Coordinator」
富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 ミドルウェア事業統括部 第二ミドルウェア技術部 プロジェクト課長 堀江 隆一氏.

 銀行や交通機関などはもとより、現在あらゆる企業システムは社会インフラであり、ストップすることは許されない。メーカーの生産ラインがストップすればニュースになり、トラブルの事後対応に問題があれば機会損失のみならず、企業の信用にも関わるようになっている。

 新会社法や金融商品取引法(J-SOX法)などの規制強化が実施される中、確実に法令を遵守しなければ、ビジネスの継続はおぼつかない。

 これらの課題を実現するためには、経営のガバナンスとともに、ITのガバナンスが必須となっている。今やITシステムは企業活動を支えるインフラであり、ITシステムなしでは一日も業務が行えないからだ。

 ITガバナンスの実施にあたっては、監査可能なしくみが重要だと、富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」を担当する、富士通 ソフトウェア事業本部 ミドルウェア事業統括部第二ミドルウェア技術部 プロジェクト課長 堀江隆一氏は次のように語る。「従来の監視を中心としたIT管理は、動いてさえいれば問題になりませんでした。しかし、ITガバナンスでは、動いてはいるがパフォーマンスが落ちており、将来的に問題が発生する可能性があるといったキャパシティ管理が重要になってきます」「Systemwalker Service Quality Coordinator」は、このキャパシティ管理を実現するソフトウェアだ。

「Systemwalker Service Quality Coordinator」の概要
「Systemwalker Service Quality Coordinator」の特長
・ITリソースのパフォーマンスを監視し、変化をいち早くキャッチ可能
・問題の内訳を確認し、原因を素早く切り分け、迅速な問題解決が可能
・リソースの分析と予測により、投資判断のための材料を提供

【事例】基準値比較で、CPU異常を素早く発見

 製造業A社の営業部門が利用する商談活動支援・販売管理基幹システムは、約8,000人が利用している。トランザクション件数は一時間あたり約3,000件あり、財務や経理など約20システムと連携する重要なシステムだ。

 同社では、センターの移転に伴い、DBサーバを富士通のUNIXサーバ PRIMEPOWER(プライムパワー)600から、より大型のPRIMEPOWER 1500へと入れ替えた。移転前の基準値と移転後の状況を「Systemwalker Service Quality Coordinator」で比較したところ、夜間のCPU使用率が逼迫していることが判明。一方、メモリとディスクには異常が見られず、ドリルダウン画面から、該当時間にはバッチプロセスが動作していることを確認した。

 堀江氏は、「移転前の正常に稼働していた状態を基準値として、それと現状を比較することでCPUの異常を発見することができました。この時点では正常に動いていたので、基準値比較をしなければ、問題を見逃すところでした」と語っている。


「Systemwalker Service Quality Coordinator」の基準値比較による分析
・蓄積した過去の正常なデータと比較することで、急激な変化を察知することが可能
・しきい値監視だけでは、しきい値を超えない変化を見逃すことになりかねないが、基準値比較を行うことで、しきい値内の変化を見つけることができる
・継続的に基準値比較を行うことで、状態の的確な把握やデータ推移の傾向分析も可能

夜間のCPU使用率が逼迫していた 空きメモリ容量、ディスクI/O回数には
異常が見られず
該当時間にはバッチプロセスが動作していた

 

さまざまな角度から現象を分析し、原因を特定

 CPUに問題があることが特定できたので、「Systemwalker Service Quality Coordinator」を用いてCPUの状態を確認したところ、待ち行列が長く、明らかにCPUが不足していることを突き止めた。

 機種変更の際に、システム係数での見積もりで問題ないと判断し、CPU数を4から2に減らしたことが原因とわかった。そこで、このままでは年度末の負荷の増加に耐えられないと判断し、CPU数を4に戻すことで、安定を取り戻した。

「顕在化していない問題を確実に把握し、トラブルを未然に防ぐためには、継続的にデータを収集・蓄積し、それを比較することで変化を見逃さないことが大切です。「Systemwalker Service Quality Coordinator」は、このような日々のキャパシティ管理を簡単に、確実に実現します」(堀江氏)

CPUの待ち行列が長くなっていた バッチの完了も遅くなっている

 次回は、利用者が約5,000人の事務システムにおいて、「Systemwalker Service Quality Coordinator」を利用することで、トラブルの芽をいち早く発見し、迅速な問題の切り分けにより、コストをかけずに性能の増強を実現した事例を紹介する。

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