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日本版SOX法(金融商品取引法)の施行まであと9ヵ月を切った。業務プロセスの洗い出しや改善を着々と進めている企業も多いことだろう。しかし、内部統制はそれだけでは済まない。リスクマネジメントの一環として、ITシステムを含めたセキュリティ統制が必須である。そこで、セキュリティ統制を実現する富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」を担当する、富士通 ソフトウェア事業本部 ミドルウェア事業統括部 堀江隆一氏に、セキュリティ統制を行う上での具体的なポイントについて話を聞いた。
企業にとって内部統制は、もはや必須要件となっている。そして、内部統制を行う上で、避けて通れないのが、ITシステムにおけるセキュリティ統制だ。富士通は、セキュリティ統制には、「認証・アイデンティティマネジメント」「証跡管理」「アクセスコントロール」「集中管理」4つの要素があると考えており、富士通の安心安全ソリューション「SafetyRing」で体系的に提供している。
◇証跡管理
◇運用プロセス管理
従来の証跡管理は、ログを取得しておき、何か問題があった場合に検索をして、問題を追跡する程度の運用だった。しかし、それだけでは十分でないと堀江氏は警鐘を鳴らす。
例えば、証跡管理を運用する場合、サーバの操作ログを保管するだけでなく、あらかじめ決めたルールに則って操作されているかどうかを確認することが可能。ルールを外れる時間外の運用管理コンソールの利用など、不正な操作につながりかねないログを抽出し、個々の操作のチェックを行うことで問題行動を把握でき、改善につなげることができる。
証跡管理にはPCの証跡管理とシステム全体の証跡管理がある。PCの証跡管理は、従来のログ収集に加え操作の監査までを行うことでPCでの操作を統制するものである。さらに、サーバやネットワークを含めた統制を行うのがシステム全体の証跡管理である。今回はPCの証跡管理について、富士通のクライアント管理ソリューション「Systemwalker Desktopシリーズ」を中心に説明する。
これまでの証跡管理はログ収集が中心であったが、これでは統制が十分とはいえない。ログからルール通りにPCが使われているかをチェックすることが重要。そのキーとなるのが「ファイル追跡」と「原本保管」だ。
PCの証跡管理は、内部の不正利用によりデータの改ざんや外部への漏えいが発生しうることをリスクとして捉え、クライアントPCの操作記録を確実に捕捉し、管理することが大切。管理していることを社員に周知することで、不用意な行動を起こさないようにする抑止効果もある。
ファイルを持ち出されてしまった場合、従来はファイル名まではわかっても、その中味まではわからなかった。
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