
個人情報保護法遵守,コンプライアンスといった課題に対して,企業はセキュリティ対策を講じなければならない。また,オフィス環境,IT環境,商品化などにおいても地球温暖化を無視した企業活動は減らさなければならない。今は,セキュリティの問題への対策も環境問題への貢献についても企業の社会的責任が問われる時代である。
しかし,ノートPCやネットワーク環境が高性能化し,いつでもどこでもネットワークに接続して仕事ができる環境があることは便利であり業務効率も向上するが,一方で情報漏えいなどのセキュリティリスクを抱えたままの状態でもある。
また,クールビズに象徴されるように,地球温暖化防止に向けた環境問題について企業として積極的関わりを求められていく一方で,PCはオフィスで,サーバはデータセンターで増加の一途をたどっているが,これらの機器が発する熱や消費電力が環境悪化を助長する一因となっているのは間違いない。
セキュリティ対策も,環境問題対策も多大なコストが必要になるということは,営利目的である企業にとっては大きな問題である。企業はコスト削減と社会的責任のトレードオフはしたくないはずである。
サン・マイクロシステムズの「Sun Rayウルトラ・シンクライアント」は,コストを削減し,業務効率も落とさず,セキュリティ問題や環境問題といった社会的な責任も同時に果たせるソリューションだ。同社は1982年の創業以来,時代に先んじて「The Network is the Computer:ネットワークこそがコンピュータ」をビジョンに掲げ,常にネットワークを意識した製品や技術の提供を志向してきた。Sun Rayウルトラ・シンクライアントには,そうしたDNAが受け継がれている。
特長としてまず同社が挙げているのがセキュリティの高さ。ネットワークに繋がるということは,ネットワークから繋げられることを意識する必要がある。一般的なシンクライアント端末は,データこそサーバ側に格納するものの,端末側にはWindows XP EmbeddedなどのOSを稼働させる必要がある。それゆえOSの脆弱性を狙ったネットワークからのウィルス/ワームの攻撃による情報漏えいの危険はぬぐいきれない。
サン・マイクロシステムズの政策推進営業本部インダストリー営業開発部統括部長である寺澤慎祐氏は「Sun Rayはデータだけでなく,OS自体も端末側に搭載していません。そのため,OSへのウィルス/ワーム感染の心配がなく,一般的なシンクライアント端末に比べてより強固なセキュリティが実現できます」と言う。
端末からネットワークにアクセスするためのユーザ認証には,同社のICカード「Java Card」を用いる。寺澤氏は「ユーザが作業中に一時離席したい場合は,Java CardをSun Rayから抜きます。Java Cardが抜かれた瞬間に画面は消えるため,第三者はその端末から作業中のデータへアクセスもできなければ,覗き見ることもできません。」と語る。
全てのデータをサーバに集中させることを考えると,サーバ側に強固なセキュリティが求められる。Sun Rayウルトラ・シンクライアンはサーバ側のOSに同社のSolaris10を採用することで高セキュリティを実現。同OSは最高レベルのセキュリティを要求される米軍にも多く採用されている実績からも,その堅牢性がうかがえる。他にも,サーバとクライアント間の通信の暗号化など,トータルでセキュアな環境を提供する。
Sun Rayウルトラ・シンクライアントはセキュリティのみならず,高度なモビリティも具現化する。
あるユーザが作業途中で別の拠点へ移動する場合,ユーザは移動前に自分のJava CardをSun Rayから抜き,移動後は別拠点にあるSun Rayに挿入。ユーザ・セッションは常にサーバ側で保存されているため,Java Cardの抜き差しだけで,移動先の端末でも自分の作業環境をそのまま再現し,作業を素早く再開できる。
「ユーザが持ち歩きたいのはデータそのものではなく,必要なデータに必要な時にアクセスできる作業環境です。当社は Sun RayとJava Cardの組み合わせによって,いつでもどこでも自分の作業環境がシームレスかつセキュアに得られる仕組みを提供します」(寺澤氏)。
このようなモビリティによって,企業は空間や時間といった物理的な条件に制約されることなく,会社以外に自宅や貸しオフィスなどで仕事ができ,強固なセキュリティを確保したまま業務効率化が図れる。
Sun Rayウルトラ・シンクライアントは,シンクライアントの特徴やカードモビリティによってTCO削減にも寄与する。
可動部品がなく,OSも搭載していない端末は実質的に管理不要で,管理すべきサーバは一元管理することが可能なため,システム管理者の削減や運用管理コストを低減することが可能。
カードモビリティは物理的な端末の共有をも実現し,これまで一人1台だった端末は一人0.7台程度の端末数で済む。この端末共有がオフィスの省スペース化や低消費電力化を進めコストを抑えられる。特に「Sun Ray 2」と,その上位モデル「Sun Ray 2FS」は,従来製品に比べてサイズも消費電力も約1/2になっている。また,端末はシンプルな構造ゆえに長期利用が可能であり,既存資産の有効活用を実現する。
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サン・マイクロシステムズ株式会社 URL:http://jp.sun.com/ |


























