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NRIではそれらの課題を解決するソリューションのひとつとして、KDDI、日立ソフトウエアエンジニアリングとの協業で、次世代モバイル基盤構築ソリューション提供している。
auの携帯電話に搭載される、BREW®技術を利用し、基幹システムとの連携をはじめとする、システムインテグレーションを容易に実現するソリューションだ。BREW®を採用したのは、アプリケーションの実行速度、ネイティブアプリケーションとの連携などの柔軟性、セキュリティ確保の仕組みの点で優れ、現時点で業務アプリケーションを携帯電話に実装するのに最も適したプラットフォームであると判断したからだ。
では前述の課題に対し、このソリューションがどのように解決策をもたらすかを紹介する。
まずシステムインテグレーションの難易度についてはNRIが提供する次世代ITプラットフォーム「オブジェクトワークス」が解決する。オブジェクトワークスは、図4に示す通り、既存のIT資産の連携や統合を可能にするシステム基盤だ。既に多くの企業に採用され、大規模・ミッションクリティカルシステムで多くの実績を誇るNRI独自開発のミドルウエアでバックエンドの様々な業務システムとフロントの端末を連携する。プレゼンテーションの部分と、ビジネスロジックが完全に分離されるアーキテクチャを持っているため、既存のシステムを作り直すことなくチャネルの追加や既存IT資産の連携が容易に実現できる。最新の「オブジェクトワークス R7.0」では「BREW®携帯電話対応コンポーネント」が提供されており、既存の企業システムにBREW®携帯電話を容易に取り込むことができる。
セキュリティに関しては、KDDIの「センタープッシュ」機能などを用いることで、端末が紛失した際の情報漏洩を防げる。これは、管理者がネットワークを介して遠隔地の携帯電話を操作できる機能で、操作のロック、端末内のデータおよびアプリの削除などがリモート操作で行えるものだ。さらに、GPS機能や電波時計を利用した正確な時間情報や位置情報より、きめこまやかな端末管理が可能だ。また携帯電話の端末が固有に持っている識別番号等の情報を活用したユーザー認証を実施することで、より強固なセキュリティ対策が実現される。また承認されたアプリケーションしか公開できない仕組みであるため、PC等にあるようなウィルスに感染する心配もない。
最後に日立ソフトの携帯電話向けGUI開発支援ツール「anyWarp for BREW®」とオブジェクトワークスの開発フレームワークとの連携により、高度な開発スキルを持たなくとも簡単にシステム開発ができるようになった。これによりBREW®対応業務システムのアプリケーション開発が、サーバーサイドで最大50%、クライアントサイドで最大70%も、開発量を削減でき、特別な人員の確保、教育も不要なので開発のための投資コストを抑えることができ、システム開発の生産性を向上させることができる。
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