
競争の激しい通信業界において、キャリアやサービス・プロバイダーが自社のブランド価値を高め、勝ち残るには「革新的なサービスを素早く提供できる仕組みをつくることが重要になります」と日本ソナス・ネットワークスの安田欣只氏は語る。
同社は1997年に米国で設立され、これまでネットワーク・マイグレーションの分野で実績を挙げている。世界中の通信キャリア、携帯電話やケーブルテレビ事業者、次世代サービス・プロバイダーなどに向けて、主に音声サービスのIP化でのインフラ・ソリューションを提供してきた。
同社の強みは、多様化する通信デバイスやサービスを幅広いレイヤーで統合し、拡張性と信頼性を備えたハードとソフトをワンステップで提供できること。具体的には、音声サービスのIP化や、FMC(Fixed-Mobile Convergence)、業界標準であるIMS(IPマルチメディア・サブシステム)に準拠したサービス展開など、NGN時代をリードするサービス内容となっている。
例えば、同社のコア・アクセスソリューションでは、IPコア内にロジカルに同一化されたデータベースを構築する。回線交換網のVoIP中継化によるコスト削減に加えて、IP-IP網間でのピアリング、SBC(Session Border Controller)機能などを提供し、IPへのシームレスなネットワーク・マイグレーションを促進している。「固定網だけではなく、ワイヤレス網のIP化促進、端末・エンドユーザーを支えるプラットフォーム構築も提案しています」と安田氏は力を込める。

近年、エンドユーザーからのサービスやアプリケーションに対する要求は高度化する一方である。それに対して同社の製品である「IMX」をハブにして、アプリケーションおよびインフラ、各種サービス・イネーブラを適切に組み合わせると、ニーズにこたえる新しいサービスを迅速に提供することが可能になる。「サービスプラットフォーム上でNGN時代にふさわしいビジネスを創り出すため、アライアンス・パートナーとのコラボレーションも積極的に推進しています」(安田氏)。
同社では、サードパーティ・ソリューションとソナス製品との接続確認を容易にするためのパートナー支援プログラムも用意している。通信事業者をはじめとする高度なサービス・プロバイダーを支援するベスト・オブ・ブリードのネットワーク構築を支援することで、エンドユーザーの満足度向上に貢献する方針を貫いていく考えを安田氏は明らかにした。

ソナスのコアネットワークは、全世界で増加する大規模なトランキング・トラフィックのVoIP化で高い実績を上げている。
ここで培われた技術力やノウハウが、NGNにおけるIPネットワーク・マイグレーションの基礎となっている