
NGNでは、サードパーティ製を含むアプリケーションを動作させるためのレイヤーとして、サービスストラタムの上層にサービス提供基盤(SDP)が設けられている。高山義泉氏は「SDPというとNGNやIMSだけのものと思われがちですが、加入者にとって魅力的なサービスを実装・提供していくには、多様なアプリケーションを連携できるオープンなプラットフォームが必要です」と語り、同社の「BEA Liquid Service Framework(BEA LSF)」がSDPに最適なプラットフォームであると強調する。
SOA(Service Oriented Architecture)ベースのシステム統合基盤であるBEA LSFは、NGNやIMSだけでなく、テレコムアプリケーション、運用管理(OSS/BSS)、サードパーティ製アプリケーションも連携・統合する。高山氏はBEA LSFのリファレンスアーキテクチャをスクリーンに示し、その機能を説明していった。BEA LSFは「BEA WebLogic Communications Platform(WLCP)」という製品群をベースとしており、サービスの構築、実行、連携、管理などをBEAのWebLogicシリーズによって行う。
中核となるWLCPは、ITとSOAやIMSを連携させるためのプラットフォームであり、「BEA WebLogic SIP Server」「BEA WebLogic Network Gatekeeper」「BEA WebLogic Communications Platform」の3製品で構成されている。SIP ServerはSIPアプリケーションの開発と実行基盤となるアプリケーションサーバーで、JavaからSIPを操作するための基礎技術に「SIPServlet 1.1(JSR 289)」を採用しているのが特徴だ。Network Gatekeeperは、既存アプリケーションやサードパーティ製アプリケーションとの連携を司るサーバー、Conference Serverはビデオ会議用のサーバーである。

高山氏は「既に、世界の通信キャリア20社以上がWLCPを導入し、実際にサービス提供に利用しています」と説明。続いて、某ヨーロッパの通信キャリア( I M S サービスの実装)、Vodafone Netherlands(ポリシー強化)、O2 UK(携帯電話向けコンテンツサービス)などの事例を紹介した。なお、「BEA WebLogicSIP Server 3.0J」の評価版は同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

BEA LSFのレファレンスアーキテクチャー。SOA/BPMベースで様々なアプリケーションを連携させる