諸橋 正 氏 itSMF Japan 事例研究分科会 副座長
まずカンファレンスの最初に行われた基調講演では、itSMF Japanで事例研究分科会副座長を務める諸橋正氏が活動内容を紹介した。分科会では、すでに複数のITIL導入企業の計画を分析しており、いくつかの共通点と成功のためのキーワードを抽出している。またこの研究を通じて、諸橋氏は、ITILは導入が目的ではなく、“利用・適用”するものだということを実感。今後は“生きた情報”のディスカッションの場を提供したいという。
成田正一 氏 アクサ生命保険インフォメーション・テクノロジー サービスデリバリマネージャー
約5,000万人の顧客を抱えるアクサグループの日本法人として、北米と並ぶ戦略市場を担当しているアクサ生命保険。ここでは2001年からITILへの取り組みが開始されており、サービスデスクとインシデント管理、問題管理、変更管理が実装されている。同社の特別講演ではその取り組みの概要と、定量的な評価について紹介が行われた。ITILを導入することで運用ルールが統一化され、コストの適正配分が可能になったという。
原田泰夫 氏 エムアンドシーシステムシステムセンター事業部システムプログラム担当課長
流通大手の丸井では、市場環境変化に即応すべく基幹システムの再構築を実施。メインフレームからオープンシステムへの移行を積極的に推進している。しかし、その結果サーバー台数が大幅に増加。運用管理負担の効率化が課題となった。この問題を解消すべくITILの採用を決断。その結果、各種プロセスの効率化や標準化、可視化が実現した。同システムの構築を担当したM&Cシステムの原田氏はこれまでの経緯と効果分析、今後の展望を語った。