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IBM Information On Demand Conference 2008 Review 次世代データ統合技術による新たな情報活用基盤、IBM Information Serverついに登場!

情報を必要とするアプリケーションや人が,必要なデータに必要な時,自由にアクセスできる次世代情報統合環境,"インフォメーション・オンデマンド(IOD)"。IBMは,このコンセプトを実現するために,ソフトウエア製品のポートフォリオを強化してきた。ビジネスにおける課題とインフォメーションにおける課題を解決するために,IBMはIOD戦略を提唱し,そのIODを実現する中核ソリューションの1つである「Information Server」を日本で初公開した。

IBMのインフォメーション・オンデマンドが実現すること

日本アイ・ビー・エム株式会社 インフォメーション・マネジメント事業部 IOD推進部 部長 森 英人 氏

多くの企業では,業務要求に合わせてアプリケーションが構築されている。その結果,顧客情報や商品情報などのマスター・データがシステムにより異なっていたり,あるいはシステム間でのデータ活用が困難な状況となり,SOAによる柔軟なシステム構築の大きな妨げとなっている。こうした課題を解決するために,IBMではインフォメーション・オンデマンド(IOD)を提唱している。

「IODは,信頼できる価値あるインフォメーションをリアルタイムに提供し,ビジネスプロセスやアプリケーションを最適化することで,業務の生産性を向上させます。異機種環境のアプリケーションや情報ソースを有効活用し,既存投資の保護と効果的な新規投資を拡大します」と森氏は話す。

IBMでは,信頼できる価値あるインフォメーションを迅速に提供するために,Industry Models & Acceleratorsと,IBM InfoSphere MDM Serverに,IBM Information Serverという3つのセグメント化されたInformation Platformとソリューションを整備している。この中で,Information Sererは,データの理解,クレンジング,変換,提供というプロセスを通して,統合メタデータ管理と高度な並列処理によって,インフォメーションの統合操作や管理を実現する。

「Information Serverは,IBMの長期的な戦略に基づく成果です。2002年から開発がスタートし,英語版が2006年に発表になり,それから1年半の時間をかけて日本語版を提供できるようになりました」と森氏は誕生の経緯について説明する。

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Information Serverの概要

IODテクニカル・セールス ソフトウェア・エバンジェリスト 瀬島 一海 氏

IBM Information Serverは,複数の製品によって構成されている。データの理解,クレンジング,変換,提供というそれぞれのプロセスに対応した製品構成は,以下のようになっている。

『理解』
WebSphere Information Analyzer
テクニカル・メタデータの分析と把握
WebSphere Business Glossary
業務用語および関連性の定義と管理
Rational Data Architect
論理・物理データモデリング

『クレンジング』
WebSphere QualityStage
データ・クレンジング。日本語に対応した名寄せや住所を処理するルール・セットを搭載

『変換』
WebSphere DataStage
データ変換と転送。メタデータを活用した高い開発生産性を備えたETL機能

『提供』
WebSphere Federation Server
フェデレーション(仮想化)。アプリケーションに対して,仮想化により複数のデータソースへの透過的かつリアルタイムなアクセスを実現
WebSphere Replication Server
WebSphere Data Event Publisher
IBM Information Server Change Data Capture
変更差分データ・キャプチャーとレプリケーション。各種RDBMSに対応し,変更差分データのキャプチャーと転送をリアルタイムに実施

図:IBM Information Server製品ポートフォリオ
図:IBM Information Server製品ポートフォリオ
※画像をクリックすると拡大します

これらの製品群に加えて,迅速なSOA環境に対応するためにIBM WebSphere Information Services Directorや,メタデータの来歴参照のためにIBM Metadata Workbenchも用意されている。

「IBM Information Serverは,企業内のインフォメーション・アーキテクチャーの策定を効率化し,情報統合における生産性と柔軟性を向上させます。また,現在と将来のデータに関連する要件への対応コストも削減し,インフォメーションが中心となる様々な規則や要件に対して,一貫した正確な遵守を実現します。そして,広範囲な接続機能と稼動プラットフォームによって,既存のIT投資を有効に活用し,将来への拡張も容易にします」と瀬島氏は説明する。

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bunner

お問い合わせ先 日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/

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