グレープシティの提供する「InputMan」は,アプリケーションにおける入力インタフェースの実装をサポートするコントロール製品。1993年にVBX版として登場して以来,長きにわたり国内のWindowsプログラマに愛用されてきた。今回,バージョン・アップし新たに登場する「InputMan for .NET 2.0J Web Forms Edition」はそのASP.NET対応版で,ユーザー・インタフェースに関して何かと制約の多いWebアプリケーションにおいて,より高機能かつリッチな入力インタフェースの実装を可能にする。
「InputMan for .NET 2.0J Web Forms Edition」は,Visual Studio 2005環境のASP.NETに対応した強力な入力インタフェース・コントロールセットを提供する製品だ。テキスト,マスク,日付,数値などの多彩な入力コントロールが提供され,Webアプリケーションにおけるあらゆる入力シーンを想定し,その目的ごとに最適化された数多くの書式スタイルが用意されている。
エラーハンドリング機能を提供する検証コントロールも充実しており,指定した書式以外の文字や,範囲外の日付,数値などが入力された時のエラーチェック機能も,コーディングレスで実装できる。開発者は,生産性を犠牲にすることなく,利便性の高い入力インタフェースの作成が可能になり,Webアプリケーションにおけるエンド・ユーザーの操作性向上に大きく貢献する。
また,国内のアプリケーションならではの入力のニーズに応えている点が,従来からのInputManに共通する特徴の1つだ。InputMan for .NET 2.0J Web Forms Editionにおいても,和暦による日付の表示や入力,漢数字の表示,バイト単位での入力文字数認識,IMEモードの制御など,多彩な日本語仕様の機能がサポートされており,日本の業務環境に最適な入力インタフェースをWeb上で手軽に実現できる。
今回登場する「InputMan for .NET 2.0J Web Forms Edition」では,ソート機能やチェックボックス,ヘッダ,ステータス・バーなどの表示機能を備え,マルチカラムにも対応した「リストコントロール」をはじめ,Windowsフォーム同様のバルーンによるヒント表示をWebフォーム上に実現する「バルーンチップコントロール」,SQLインジェクションを実行する不正なSQL文などの禁止文字列の入力をチェックし,エラーメッセージ表示や送信の抑止を行う「禁止文字列検証コントロール」という3つのコントロールが追加された。
これらの新コントロールに共通した特徴として挙げられるのが,従来の一般的なWebフォームに比べて,はるかに高速なレスポンスやパフォーマンスを実現していることだ。例えば,バルーンチップコントロールと禁止文字列検証コントロールでは,サーバーへのポストバック処理を行うことなく,ユーザーの入力に即応して,入力内容のチェックやメッセージが表示される。
リストコントロールでは,接続されたデータベースからのリストデータ取得に際し,ユーザーのスクロール操作をトリガーとしてAjaxの非同期通信を行うことで,一度に読み込む件数をコントロールし,そのレスポンスを高めている。
このリストコントロールと同様の仕組みは,既存のコンボコントロールにも新たに採用されている。フォームのロードに要する時間の短縮をはじめ,全体のパフォーマンスの一層の向上が図られていることも,今回の新バージョンにおける重要なポイントとなっている。
そのほか,テキストコントロールで表示しきれない長いテキストを,省略文字で表示する機能や,そうした長い文字列を参照,編集できるドロップダウンエディット機能の搭載,あるいはドロップダウン・ボタンやスピン・ボタンのイメージを任意に変更できる,といったこともこのバージョンからサポートされた。操作性,デザインの両面で大きな進化を遂げている。
このようにInputMan for .NET 2.0J Web Forms Editionは,より高度かつリッチな入力インタフェースを備えたWebアプリケーション開発を目指すうえで,最適な製品だといえる。また,これまでVisual Basic 6.0でクライアント/サーバー・アプリケーションを開発してきた開発者が,Webアプリケーション開発へスムーズに移行する契機を提供する製品としても注目されるだろう。