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ITproフォーラム 仮想化の全てがわかる一日 Review
テクノロジトラック:日本IBM
佐々木言氏 サーバーからネットワークまであらゆる領域に仮想化技術を展開
日本アイ・ビー・エム株式会社
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ACP-シニアITS
佐々木 言
仮想化技術のメリットは,様々なITリソースを最適に利用することができる点にある。もっとも,システムを構成する要素は多岐にわたるため,それぞれの分野によって異なるアプローチが必要だ。そこで日本IBMでは,サーバー/ノード単位からネットワークに至るまで,幅広い仮想化ソリューションを展開。仮想化技術によるシステム全体最適化を強力にバックアップしている。
SMPのボトルネックを
解消する技術「NUMA」
仮想化技術によるリソース最適化を考える際には,システムをいくつかの視点に分けて考えることができる。CPU単位での最適化,サーバー/ノード単位での最適化,ネットワーク環境の最適化,そしてシステム全体の最適化といった具合だ。日本IBMの佐々木 言氏は「例えばサーバー単位での最適化を行う場合,仮想化ソフトウエア上の仮想マシン(以下,VM)群が使用するCPUを任意に設定する方法が存在します。負荷の重いシステムに多くのCPUを割り当てるなどすれば,リソースをより有効に活用できます」と説明する。
しかし,マルチプロセッサのサーバー上で仮想化技術を利用する場合には,複数のプロセッサからのデータアクセスが集中するため,メモリーコントローラがボトルネックになる問題がある。これを解消するために生み出された技術が「NUMA( Non-Uniform Memory Access)」である(図)。「NUMAは,CPUとメモリー,I/Oが1つのブロックになっているため,コントローラにまつわる問題を解消できます」と佐々木氏は解説する。
図 NUMA上で稼働する仮想マシンの例
図 NUMA上で稼働する仮想マシンの例
ホームノード内のメモリーが不足した場合は他のノードのメモリーを利用するほか,ホームノード自体の動的変更も自動的に行われる。
NUMA対応の仮想化ソフトウエアとサーバーを組み合わせた場合,VMは起動時に特定のブロックをホームノードとして設定し,極力レイテンシの少ない自ノード内で処理を行うようにする。また複数VM起動時に他に空いているノードがあった場合は,そちらにVMを移動する「ホームノードの動的変更」も行われる。
ネットワーク機器との連携で
より最適な負荷分散が可能に
ネットワーク環境の最適化については,ネットワーク機器の統合化・仮想化がポイントとなる。「例えばWebシステムの負荷分散を行う場合,従来は最前段のWebサーバーのみで,APサーバーやDBサーバーの負荷分散は適切に行われていませんでした。そこで当社では,仮想管理ソフト『Enterprise Workload Manager』(以下,EWLM)とCISCO社のスイッチを連携させることで,この問題を解消しています」と佐々木氏は語る。
EWLMは各サーバーのトランザクション状況を監視し,そのデータをスイッチに送信。スイッチ側ではこの情報に基づいて,APサーバーなどに対しても負荷分散を行う。また日本IBMでは,サーバー追加に伴う煩雑なネットワーク設定・変更作業を自動化するソリューションも提供。「Tivoli Provisioning Manager」に定義したワークフローに従って作業を進めることで,作業ミスの抑制や効率化を実現している。
「複雑化・多様化したシステム環境を効果的に管理するには,サーバープラットフォームやミドルウエア,ネットワーク機器などのコンポーネントを統合的に管理することが必要。当社では今後も,システム環境全体を見据えた仮想化ソリューションを提供していきます」と佐々木氏は講演を結んだ。
お問い合わせ
日本アイ・ビー・エム株式会社
URL:http://www.ibm.com/systems/jp/x

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