![]() |
![]() |
|
日本アイ・ビー・エム株式会社
システム製品事業部 システムx事業部事業企画 真壁 透氏 |
|
日本IBMでは,すべてのサーバープラットフォーム上で仮想化技術を展開。ストレージやソフトウエア,ネットワークなども含めた,トータルな仮想環境の実現を目指している。今回の講演では,その中からIAサーバーを中心としたソリューションを紹介。日本IBMの真壁 透氏は,既存の業務サーバーの統合に加えて,仮想化技術を用いたクライアントPCの統合手法なども披露した。
既存のシステム資産も
引き続き活用できる
引き続き活用できる
最近にわかに注目を集めつつある仮想化技術だが,IBMではすでに1960年代からメインフレームなどに適用してきた実績を持つ。「最終的にはサーバーだけでなく,アプリケーションやミドルウエア,ネットワークも含めたすべてのワークロード管理を仮想化するのが当社の目的です」と日本IBMの真壁 透氏は説明する。
真壁氏はさらに仮想化技術の適用について,サーバー統合/クライアント統合の両面から解説。まずサーバー統合では,運用コストの削減やセキュリティ向上などに大きなメリットが見込めると指摘した。
「仮想化技術を採用することで,サーバー管理の集中化やリソースの有効活用,電力/スペースコスト削減などが実現できます。またもう1つ大きいのが,既存のシステム資産を新しいプラットフォームへ移行できる点です」(真壁氏)
例えば,現在でもWindows NT 4.0ベースのシステムを利用している企業は少なくないが,ドライバなどが提供されなくなったため,新しいサーバーへの移行が困難になっている。しかしこれらのシステム群を仮想化して統合すれば,今後も引き続き活用し続けることが可能だ。
さらに日本IBMでは,ITインフラ最適化手法「Zodiac」や仮想化技術導入に向けたサイジングサービスなど,サーバー移行を支援する様々なサービスも提供している。これらを活用することで,安全かつ確実に仮想化技術を導入することができる。
クライアントPC環境を
ブレードサーバーで仮想統合
ブレードサーバーで仮想統合
続いてクライアント統合では,ブレードサーバー「IBM BladeCenter」に仮想化ソフトを搭載し,その上でWindows XPを稼働させるソリューションが紹介された(図)
図 IBMクライアント仮想化ソリューション
Windows XPアプリケーションをサーバー側で集中管理するため,クライアント管理の効率化やコスト削減など大きな効果が期待できる。
企業内では大量のクライアントPCが稼働しているが,セキュリティ管理やハードウエア管理の複雑化,PC管理コストの上昇など,様々な問題が生じている。ブレードPCやターミナルサーバーなどのソリューションも存在するが,大量のサーバーブレードが必要,アプリケーションの稼働検証が必要などの点が課題になっていた。
その点このクライアント仮想化ソリューションでは,1ブレードに10〜15ユーザーを収容できる上,ほとんどのWindowsXPアプリケーションをそのまま利用できる。「しかもサーバー側で集中管理するため,セキュリティパッチの適用やバックアップなども一元的に行うことが可能。万一障害が発生した際にも,容易に代替サーバーへ切り替えられます」と真壁氏。クライアント管理の効率化やコスト削減で大きな効果が見込めるのだ。
なお仮想化技術を導入する際には,仮想化ソフトのオーバーヘッドを考慮する,ソフトウエアのサポート状況やライセンス形態を確認する,移行ツールを過信しないなどの点がポイントになる。真壁氏は「導入に際して不安があれば,ぜひお気軽にご相談ください」と呼びかけた。





















