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| 写真1 滋賀銀行本店 |
滋賀銀行は,滋賀県大津市に本店を構え,近畿地方を中心に134店舗を擁する有力地方銀行である(写真1)。
次期基幹系システムは,オープン化による開発生産性向上によって,新サービスの提供や経営戦略の立案を柔軟かつ迅速に行うことを目的とした。
「頭取からアドバイスがあった3点,つまり白紙の状態でベンダーや製品を評価するという複眼的視点,技術革新に追従していけるものを選択するという動態的視点,長期にわたってシステムを企画するための人材育成という視点から,最終的に情報系システムについては,全面オープンへの切り替えを決めました。最終的にPRIMEQUESTの採用を決定したのは2005年5月のことで,開発がスタートしてから1年経過しましたが,順調に進んでいます」(取締役システム部長の藤井実氏,写真2)。
金融機関の基幹システムは,営業時間中に絶対に停止しない高い信頼性と可用性はもちろん,セキュリティや法令順守に関する要求水準が他業種よりも高い。
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写真2
取締役システム部長
藤井実氏 |
そうした厳しい条件下で,オンライン業務などの勘定系システムは,現在のメインフレームを富士通の最新機種「GS21 500」へ更改する。また情報系システムは,現在のメインフレームとUNIXで構成されているものを,富士通の「PRIMEQUEST 580」へ移行し,LinuxとOracleによるオープン環境に切り替えるという戦略的な決断を下した。まず,開発機として2006年1月にPRIMEQUEST 440を導入した。本番機のPRIMEQUEST 580(2台)を導入するのは2007年1月の予定だ(図1)。
「新システムに移行するにあたり,勘定系は現在極めて安定稼働しているシステムをそのまま稼働させることが,将来的な選択肢を広く残すためにはベストであり,また安全面やコスト面で最も有利と考えました。一方,情報系に関しては現在UNIXでOracleによって構築されている戦略的に優れたDBM(Data Base Marketing)システムを生かすことにしました。デファクト・スタンダードであるOracleとLinuxを組み合わせたオープンな基盤にしたのは,IT資産の保全という大きなメリットを得られるためです」(藤井氏)。
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